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道路と命、どちらが大切ですか?…公共事業予算は世界一、でも社会保障費はOECD平均にも満たない現実「道路と命、どちらが大切ですか。(ガソリン税暫定税率を維持し、道路建設を声高に主張する)九州の有名な知事も、
どげんかせんと」と冗談を交えながら、私は日本の半端でない人員不足や過酷な労働環境など医療現場の深刻な実態を
全国で訴えている。
もちろん、私も生活に必要な道路予算まで削るべき−などの極端なことは主張していない。
しかし医療崩壊の日本では、たとえ道路ができても、たどり着いた先の病院は、医師不足で閉鎖されていたという地域が
全国で拡大しているのだ。
(中略)
日本の医療崩壊の原因は明らかである。その第1の理由は30年以上の長きにわたって政府が行ってきた医療費抑制策だ。
その結果、現在日本の国民1人当たり医療費は先進国(G7加盟国)中最低(OECD Health Data 2005)である。
(中略)
崩壊の第2の理由、それは医療費抑制のために政府が医師養成数まで抑制し、医師の絶対数が不足したからだ。
現在の日本の医師数26万人はOECD(経済協力開発機構)加盟国の人口当たり平均と比較すると、絶対数で12万人以上
足りない。
しかもその26万人は実働数ではなく、90歳以上の超高齢者までカウントされているのだから、全国で医師が不足しているのは
当然の帰結なのだ。
(中略)
日本政府は近年、公共事業予算を大幅に削減し、社会保障費は上昇の一途だから医療費削減という理屈で、さらなる医療費
抑制を図っているが、日本の公共事業予算(GDP当たり)は削ったといってもまだ世界一。これに対し、社会保障費は増加した
といっても、OECD平均にも満たないのが現実だ。
正しい情報を国民が知らされなければ、正しい判断はできない。日本は「富国強兵」から戦後は「富国強経」になったが、
これからの日本は「豊国幸民」を目指すべきではないか。「豊かさ」は心の豊かさのことでもある。団塊の世代が高齢化し、
世界一の超高齢化社会は目前だ。小手先の改革では医療ばかりか、日本が崩壊する。
ソース(MSN産経ニュース、NPO法人医療制度研究会副理事長、本田宏医師寄稿)
http://sankei.jp.msn.com/life/body/080502/bdy0805022241006-n1.htm
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