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http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200805020344.html
正念場迎えた首相 支持率10%台の危険水域 '08/5/2
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【解説】福田内閣の支持率が「危険水域」といわれる20%台も突破し、森内閣以来の10%台に落ち込んだ。自民党の支持率も民主党を下回り、民主党中心の政権を望むとの回答が50%を占めたことは、政府、与党全体に対する国民の憤りや不満の表れといえ、事態は深刻だ。
与党内で福田康夫首相に退陣を迫る「福田降ろし」の動きが出ていない背景には、参院の主導権を民主党が握る「ねじれ国会」の下では「誰が首相でも難しい」との同情論と、ガソリン再値上げなどによる「一時的現象にすぎない」との見方がある。
福田首相としては「我慢」を続け、七月の主要国首脳会議(北海道洞爺湖サミット)や、その後に検討する内閣改造で局面打開を図る一方、民主党内が九月の代表選をめぐり紛糾することなどに期待する展開になるだろう。
だが、サミットや内閣改造を経ても内閣支持率が回復しない場合は、与党内に首相の「サミット花道論」が浮上する可能性が高い。これからの数カ月が首相にとって正念場になるのは確実だ。
自民党内ではもともと、参院で否決された法案を再可決―成立させるのに必要な三分の二以上の議席を次期衆院選で確保するのは困難との見方から「解散先送り」論が強かった。今回の調査結果は、現状のまま推移すれば政権交代の可能性が大きいことを示しており、「年内」を求める世論と裏腹に、解散に踏み切れない状況が続くことになりそうだ。