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http://www.news.janjan.jp/election/0804/0804205303/1.php
衆院山口2区補選:山本自民候補の演説会 動員力は公明 圧勝
さとうしゅういち2008/04/21
20日、岩国駅前で、衆院山口2区補選の自民候補である山本繁太郎さんの演説会に遭遇しました。福田首相や太田公明党代表らが応援に入っており、この選挙が総力戦であることがうかがえました。旗の数では公明が自民の倍の印象で、また支持者の動員数でも公明が勝っているように感じられました。
公明党が自民党に圧勝した岩国駅前。自民党の旗と公明党の旗は、ほぼ1:2の割合だった。 27日投票の衆議院山口2区補欠選挙は20日、ラストサンデーを迎え、福田康夫首相と太田昭宏公明党代表らが自民党の山本繁太郎さんの応援に入りました。与党側も総力戦の構えであることがよくわかります。
■「自民党vs.公明党」では「公明の圧勝」
演説会場となったのは岩国駅前です。自民党より公明党の旗が目立っていました。公明党の旗を持っている方が、山本候補のマニフェストを一生懸命配っておられました。
山本候補は「内閣で地域活性化事務局長の仕事をし、地域の活性化が今の主要課題だと気づいた。東京ばかりが前に出て、地方が衰退してしまっている」
「国会で争っている暇はない。今は、国の政策を一本にして突き進まねばならない」とボルテージを上げました。
太田代表は「山本候補が相手を青空が広がっていくように追い上げている。あと一息だ」と檄を飛ばしました。その上で、「『何でも反対』では前に進まない。政治を停滞させているのは民主党だ」
「民主党の平岡さんは何年も議員をされているが、何も仕事をしないことで定評がある。仕事をする先頭に立つのが、わが公明党だ!」と続けました。
福田首相は、「山本さんはいい人です」というフレーズを繰り返されました。しかし、途中、言葉につまったりして途切れ勝ちで、元気がない印象を受けました。
太田代表と山本候補の演説はそれなりに聴いていた風の年配の女性も、「福田さん、演説だめね」と、はき捨てる始末でした。
拍手も太田代表のときは万雷の拍手で、福田さんのときはまばらな拍手でした。動員された人の中で、自民党支持者より公明党支持者が圧倒的に多いのは、誰の目にも明らかな状況でした。
■筆者の感想:「仕事をした」よりも、「微塵も反省がない」のでは?
しかし、彼らのお話をうかがっていて、思わず「あなたがたがされてきた『仕事』なんて国民には『悪事』が多いのだから、してくれなくていいよ」と反論したくなりました。以下は、筆者の率直な感想です。
山本候補については、「現在所属されている自民党と、かつて所属されてきた国土交通省ないし官僚の今までのやり方がまずかったから地方は衰退したのではないか?」
「小泉自民党が今まで散々地方を切り捨てておいて、いまさら『介抱する振り』をして支持を集めようとするとは、せこいのでは?」というのが正直な感想です。
そして、彼の現場での肉声からは、「国民や議員の意見を聞いて議論していたら間に合わないから、黙ってろ。『国の政策』を一本化=すなわち俺ら官僚に任せろ」という「官僚特有の傲慢さ」を強く感じてしまいました。「官僚が勝手に政策を決めてきたからこそ日本はだめになった」という反省が、微塵も感じられませんでした。
また、公明党の太田代表のお言葉については、以下のように皮肉のひとつも言いたくなりました。
つまり、公明党が政権に入って以降、とみに社会保障の改悪や、イラク派兵などアメリカに対する外交面での従属がスムーズに進んだのではないか。公明党の言う「仕事」とは、すなわち「国民にとって悪いこと」であり、「国民にとっての『悪事』の先頭に立ってきたのが公明党だ」ではないかと。
◇ ◇ ◇
特集:衆院補選山口2区を追う(ザ・選挙)