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在日米軍のエドワード・ライス司令官(空軍中将)は14日、日本記者クラブで会見し、米兵による事件が相次ぐ中、
見直しの声が出ている日米地位協定について、「改定するべきだとは思っていない。時に応じて、
必要な場合には運用上の柔軟性をさらに増す努力をすれば良いのではないか」と述べた。
在日米軍駐留経費の日本側負担(思いやり予算)の延長案に関しては、
「日本や地域全体の安全保障にとってよい投資だ。日本が同じ防衛装備を独自に購入した場合、
どれくらいのお金がかかるだろうか」と述べ、割安な負担との見方を示した。
2月の着任前後に沖縄や横須賀で相次いだ米兵による事件については「1〜2人、米軍の基準を満たせない者がいるが、
きちんと責任を取らせている」とし、日本の司法当局との連携や、再発防止への取り組みを強調した。
米軍再編にからむ普天間飛行場の移設問題では、「私の在任中に大きな進展ができると楽観している」と語った。
東京都の石原慎太郎知事らが求めている米軍横田基地の「軍民共用化」構想については
「太平洋西部で重要な空軍機動力のハブだ。有事の際は作戦任務のための能力を保たなければならない」と難色を示した。
(丹内敦子)
記者会見するライス在日米軍司令官=14日午後、東京・内幸町、堀英治撮影
http://www.asahi.com/politics/update/0414/images/TKY200804140202.jpg
http://www.asahi.com/politics/update/0414/TKY200804140201.html