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高齢者・女性が支持離れ 舛添氏には72%が「評価」 世論調査
02/25 21:28更新
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記事本文 ■高齢者・女性が支持離れ
今回の合同世論調査で、福田内閣の支持率が低迷している背景を探ると、これまで支持率を支えていた高齢者や女性の福田離れが進んでいることに加え、政策面でも経済政策を中心に厳しい評価が目立ったことが挙げられる。「ねじれ国会」の政権運営の困難さは理解されているものの、福田康夫首相のリーダーシップが国民に見えないことへの不安が数字に表れた格好だ。
60歳以上の高齢者の福田内閣に対する支持率は35・6%、女性の支持率は31・1%で、どちらも昨年9月の福田政権発足以降、初めて3割台に落ち込んだ。特に60歳以上の女性は、これまで他の年代・性別の支持が低迷する中、一貫して5割以上の支持率を維持してきたが、今回の調査で39・2%にまで急落した。年金記録問題や中国製ギョーザ中毒事件など生活に密着した問題への対応のまずさが原因のようだ。
また、福田内閣の経済政策を「評価する」とした人は15・3%、外交政策は23・6%といずれも低迷。経済政策については、政権発足直後の調査で36・2%が「期待する」と回答したが、株価の低迷や原油高などで半分以下に落ち込んだ。
政策面の評価が低いことについて、福田首相が「ねじれ国会」のため思い通りの政策を実現できず「気の毒だ」と回答した人は49・0%と一定の理解は得られているが、「政治力がある」とする人は24・8%、「日本のかじ取りを任せられる」とした人は16・1%にとどまった。無党派層の支持率は17・1%と政権発足以降初の1割台、自民党支持層の支持率もこれまでの7割台から5割台(57・2%)となった。
■舛添氏、72%が評価
合同世論調査では、最近言動が注目されている政治家についても評価を尋ねたところ、国会議員では年金問題や食品安全問題で期待のかかる舛添要一厚労相が7割を超える高い評価を得た。
舛添氏を「評価する」と答えた人は、72・3%で、今回調査した国会議員11人の中で最も高かった。最近、講演や視察などで“活動”を再開させている小泉純一郎元首相が57%と続いた。
ポスト福田の一角を占める麻生太郎前自民党幹事長も52・9%と半数以上が評価を寄せた。だが、民主党の小沢一郎代表は26・5%にとどまった。
イージス艦と漁船の衝突事故で、野党から辞任要求が出ている石破茂防衛相も43・1%が「評価する」と答え、「評価しない」を上回った。
知事では「宮崎のセールスマン」を自任する東国原英夫宮崎県知事は「評価する」が85・2%と高い数字を獲得した。弁護士で全国最年少知事、橋下徹大阪府知事は「評価する」が42・5%で、今月知事に就任後、まずまずの滑り出しとなった。
■防衛相の辞任は必要ない59%
イージス艦と漁船の衝突事故については、7割以上が福田政権の対応を評価しない一方、石破茂防衛相に対しては続投して防衛省改革を続けるべきだとの回答が6割を占め、引責辞任よりも続投を求める声が強いことが、合同世論調査で浮き彫りになった。
政権対応は「評価しない」が76・1%、「評価する」は11・6%と、福田政権の危機管理能力への不信が表面化した。
一方で石破氏の責任について「今すぐ辞任すべきだ」は6・5%と1割に満たず、「辞任せず、防衛省の体制見直しをはかるべきだ」が59・5%にのぼった。
石破氏が今すぐ辞任すべきでないとの回答は、政権対応を評価しない人で過半数、野党支持層でも4割強を記録した。調査結果は、石破氏の辞任よりもイージス艦情報漏洩(ろうえい)事件やインド洋での給油量訂正問題など不祥事が相次ぐ同省の改革を進めることが責任の取り方、との見方が強いことを裏付けているようだ。
ただ、「再発防止策などにメドがついたら辞任すべきだ」とする回答も32・0%あった。