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ガソリン:卸値22〜23円値下げ…出光など3社方針
http://mainichi.jp/select/today/news/20080331k0000m020061000c.html
レギュラーガソリン1リットル130円台の数字が掲げられた青森県内のガソリンスタンド=青森市で2008年3月28日、手塚耕一郎撮影(一部モザイク処理をしています) 揮発油(ガソリン)税などの暫定税率が3月末で期限切れとなるのを受け、出光興産、ジャパンエナジー、コスモ石油の石油元売り3社は、4月1日以降に出荷するガソリンの卸値を1リットル当たり22〜23円値下げする方針を明らかにした。
ガソリンスタンドは、製油所に近い場合は直接仕入れ、遠い地域では「油槽所」と呼ばれる中継基地にいったん保管されたガソリンを仕入れている。ガソリン税は製油所からの出荷時点で課税されるため、3月末までに製油所から油槽所に運ばれた在庫分(1週間前後)は、4月1日以降でも暫定税率分(約25円)を上乗せした価格が卸値になる。
ガソリンスタンド間で仕入れ価格が不公平になる可能性があることから、出光などは油槽所在庫分にかけられた暫定税率分の税金を全国のスタンドで均等に負担してもらうべきだと判断。暫定税率分の本来の値下げ幅を2〜3円圧縮した形で4月の卸値を決めた。
ただ、原油高など調達コストの上昇分として1リットル当たり3円弱が卸値に上乗せされる見通しで、ガソリン店頭価格の値下がりは20円前後になりそうだ。
これに対し、最大手の新日本石油は、製油所から直接仕入れるスタンドへの卸値は暫定税率分の約25円値下げし、油槽所経由のスタンドへの卸値は在庫が切れるまで値下げしない方針で、元売りの間で対応が割れている。
ただ、4月1日からの値下げを表明するガソリンスタンドが増えていることから、「仕入れ値は暫定税率が上乗せされたままでも、赤字覚悟で一斉に値下げする地域が出てくる」(元売り大手)との見方が強い。【谷川貴史】
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記入日時: 2008/3/31 11:12:34