★阿修羅♪ > 昼休み10 > 102.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080208-00000007-gen-ent
歌舞伎町の「呼び込み」にガゾリン税が消えている
2月8日10時0分配信 日刊ゲンダイ
石原都知事の浄化作戦のおかげで、“お楽しみ”が減ってしまった東京・歌舞伎町。現在、新宿区が中心となって「歌舞伎町ルネッサンス」なる街のクリーン化事業を進めているが、この予算にも、実はガソリン税の一部が紛れ込んでいる。
言うまでもないが、ガソリン税は「道路整備」を目的として、全国のドライバーからカキ集めた血税だ。何ゆえ、歌舞伎町に消えるのか。
この奇怪な構図を許しているのが「まちづくり交付金」――04年度に国交省が三位一体改革のドサクサで創設したバラマキ制度だ。
「約3.4兆円の道路特定財源のうち、道路整備特別会計に回るのは約2.8兆円。余った分は道路以外に転用されています。まちづくり交付金もそのひとつ。市区町村が都市再生計画をまとめれば、全事業費の40%の交付金が降ってくるオイシイ仕組みで、06年度から『歌舞伎町ルネッサンス』にも計1億円が与えられています」(国交省事情通)
交付金は創設以来、すでに764市区町村、1327地区にバラまかれ、「都市再生」の美名の下、総額3314億円もの道路財源が堂々と流用されてきた。
国交省は「“まちづくり”にはある程度の道路整備が伴う。道路財源での負担は当然」(道路局企画課)と言うが、当の新宿区の担当者は「交付金に道路財源が使われているとは知らなかった」(地区計画課)と答えていた。
われわれのガソリン税はウヤムヤのうちに勝手放題使われている。
「新宿区は元フーゾクビルへのテナント誘致(総予算500万円)、『まちづくりガイドライン』の作成(1000万円)などにジャブジャブ交付金をつぎ込んでいます。09年度には歌舞伎町内の5カ所に案内板(計500万円)を設置する予定です」(関係者)
フーゾク街の“呼び込み”に消えるくらいなら、余った血税は国民に返すのがスジだ。
最終更新:2月8日10時0分