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【米露外相会談】露の協力必要な米 イラン、アフガンなど問題山積 (1/2ページ)【産経】
http://sankei.jp.msn.com/world/america/090307/amr0903071909019-n1.htm
2009.3.7 19:07
６日、ジュネーブでの会談で、クリントン米国務長官（右）から「リセットボタン」を贈られ、笑顔で押すしぐさを見せるロシアのラブロフ外相（ロイター＝共同） 【ワシントン＝有元隆志】
米露外相は６日の会談で、核軍縮交渉など協力できる分野を前面に打ち出すことで、ブッシュ前米政権時代に冷却化した関係を「リセット」し、「新たな出発」を図る決意を示した。オバマ米政権がロシアとの関係改善に努めるのは、最大の課題と位置づけるアフガニスタンの安定化や、イランの核問題でロシアの協力が不可欠と判断しているためだ。ただ、ミサイル防衛（ＭＤ）計画など対立点の解消に向けた具体的進展はなく、信頼醸成には時間がかかりそうだ。
クリントン米国務長官は会談に先立ち、英ＢＢＣテレビのインタビューで「前政権はロシアに対決的なアプローチをした」と批判。会談ではロシアが反対するＭＤ計画について、米露協力の可能性に言及するなど歩み寄りの姿勢を示した。
ラブロフ露外相もＭＤ施設のポーランド、チェコへの配備に反対する姿勢は変えなかったものの、協議の進展に期待感を示した。
ＭＤ計画に慎重とされるオバマ米大統領は、メドベージェフ露大統領に書簡を送り、ロシアがイランの核開発阻止に協力すれば、ＭＤの東欧配備計画を中止することもあり得るとの提案を示したと報じられた。
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