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1月14日20時36分配信 毎日新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090114-00000114-mai-int
【モスクワ大木俊治】経済危機で財政破綻(はたん)の危機に追い込まれている旧ソ連バルト3国ラトビアの首都リガで13日夜、反政府集会の参加者の一部が暴徒化して商店などを襲撃し、警察や治安部隊が催涙ガスなどで鎮圧した。インタファクス通信によると、40人が負傷し、106人が警察に拘束された。ソ連崩壊直前の91年8月の独立後、同国では最大規模の暴動になった。
リガからの報道によると、同日夕、中心部の広場で約1万人が参加する反政府集会が開かれ、ゴドマニス首相の経済政策を非難し、国会の解散と繰り上げ総選挙を求めた。集会終了後、参加者のうち若者ら約1000人が国会議事堂への突入を図り警官隊と衝突。さらに市内の商店や事務所に石や瓶を投げるなど暴徒化し、治安部隊が出動して約3時間後に鎮圧した。
04年に欧州連合(EU)と北大西洋条約機構(NATO)に加盟したラトビアは、国際的な金融危機の影響で深刻な経済危機に陥り、国際通貨基金(IMF)などから約100億ドルの融資を受けている。