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このほど、ソマリア海賊のボスであるセミュール・エンドブルはそれぞれ、米『ニュースウィーク』誌および北アフリカ研究にたずさわる専門家であるメジャロマティス教授の取材に応じた。その中で、「ソマリアの海賊は中国海軍の遠征に非常に注目しており、他国の海軍とどう違うのかを知りたい。しかし、自ら進んで中国海軍を相手にするつもりはない。それは、まるでタマゴで石を打つようなものである」と語った。
メジャロマティス教授(52)は中東や北アフリカについての研究に力を注いでいるので、ソマリアの各方面と非常に緊密な連係を保っている。そのため、ボスのエンドブルは常にメジャロマティス教授本人と連係を保ち、教授本人を通じて西側のメディアと交流を行っている。
メジャロマティス教授:より多くの海軍艦艇がソマリア海域に進出している。それを懸念しているのか?
エンドブル:EU、NATOおよび中国はソマリア海域へ海軍を派遣したが、それはソマリア海賊の問題を解決するための正しい方法ではない。海賊問題を解決する唯一の方法はソマリアに和平を回復させ、生活レベルを高め、より多くの雇用の機会をわれわれに与えることである。個人的には、海軍の派遣だけでわれわれが海賊になるのを止められるとは思わない。
エンドブルはまた、アデン湾の各国の海軍の「親和度」を次のように分析した。「ソマリア海域で最も親和力のあるのはアメリカの海軍である。彼らはわれわれを捕まえてもすぐ釈放してくれる。われわれを傷つけないことを知っている。これまで、中国の海軍との付き合いはない。ほかの海賊組織は中国の船舶をシージャックしようとしたが、手ごわい中国人に出くわし、失敗に終わった。われわれにとって、中国の海軍は他国のそれと同じものである。なぜかというと、中国の軍隊は文明の軍隊でもあるし、多くのアフリカ国にとって中国は友人のような存在でもある。われわれはもちろん、タマゴで石を打つようなことをするつもりはない。中国を含む他国の海軍を相手にしたくない」と答えた。
http://japanese.china.org.cn/politics/txt/2008-12/31/content_17039399.htm