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12月31日19時51分配信 読売新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081231-00000025-yom-int
【ブリュッセル=尾関航也】ベルギーの中道5政党は30日、ヘルマン・ファンロンパウ下院議長(61)を首相に選出することで合意した。
ファンロンパウ氏は同日、ブリュッセルの王宮で就任宣誓式に臨み、新内閣が発足した。
国内銀行が相次いで公的資金注入を受けるなど、危機的な経済情勢の打開が新政権の緊急課題となる。
前政権は、金融機関救済策の行き詰まりが原因で退陣に追い込まれた。新首相が所属するキリスト教民主フランドル党を中心に、中道5党連立の枠組みはそのまま新政権に引き継がれた。
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30年以上の政界人生を通じ、一貫して経済畑を歩んできた経済政策のスペシャリスト。金融危機がもたらした国難を打開する“切り札”として白羽の矢が立った。
1993〜99年に予算相を務め、歳出に大なたを振るって恒常的な財政赤字からの脱却を実現した。オランダ語圏フランドル地方出身。父親も大学で教鞭(きょうべん)をとる経済学者だった。
財政規律を重視するきまじめな倹約家の印象が強いが、実は、個人ブログでオランダ語の「ハイク(俳句)」を披露する風流人の一面も持つ。
「髪に風 何年たっても風はある 残念ながら髪はない」(2008年9月2日の一句)など、俳風は型破りだ。