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12月1日9時32分配信 産経新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081201-00000514-san-int
【ベルリン=黒沢潤】ルーマニアで11月30日、総選挙が行われ、即日開票の結果、中道左派の野党、社会民主党が第1党の座を確実にした。世界的な金融危機を逆に“追い風”にした。ポペスクタリチェアヌ首相率いる中道右派の与党、国民自由党は第3党と惨敗する見通しだ。過半数を制する政党がないため、連立政権に向けて各党の交渉が本格化する。
国営、民間両テレビ局の出口調査によると、社民党の得票率は約36%、バセスク大統領に近い中道右派野党の民主自由党は約31%。国民自由党は約20%にとどまった。
ルーマニアはここ数年、急速な経済成長を遂げており、今年も年率で9%前後の成長を達成する見通しとなっている。ただ、欧州を襲う経済危機がルーマニア経済を直撃しており、09年の成長率は1〜4%と予想されている。経済不安が高まる中、社民党は社会福祉の充実と、低所得者層への減税実現などを訴え、選挙終盤になって急速に支持を広げた。
連立交渉の行方は不透明で、社民党と民主自由党、民主自由党と国民自由党、もしくは、すべての政党による大連立政権の樹立の可能性が指摘されている。