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(回答先: 日系人の黒人観を変えたジェロ(Don't Believe the Hype) 投稿者 こげぱん 日時 2008 年 11 月 24 日 12:51:25)
http://ameblo.jp/sunshine-berkeley/entry-10168230504.html
(レス by sunshine)
■書き忘れた重要なこと・・・アフリカ系アメリカ人にとってのロールモデル
皆さん、コメントありがとうございました。Mappleさん、色々な情報、ありがとうございました。
書き忘れましたが、ジェロは今後のアフリカ系アメリカ人達(便宜上、以下黒人とする)にとっても、大変良いロール・モデルになると思います。
黒人問題などやっている仲間と常々話すことですが、アメリカに住んでいる黒人達の置かれた環境は、以前と比べると改善されたとはいえ、まだまだ人種差別や偏見も残っています。ところがアメリカを離れて外国に住んでみると、特に日本やその他のアジアの国々へ行くと黒人に対する偏見や差別というより、ヒップ・ホップやラップ・ミュージックを通じて黒人音楽、黒人文化に対するあこがれのようなものがあり、逆に「黒人はかっこいい」と思う若者たちが多く、非常に“暮らしやすい”環境となっています。
例えばちょっと音楽やダンスができれば、対してうまくなくてもそういった類のアルバイトができたり、ちょっとバックコーラスやバックダンスで使われたりと。悪く言えば、本国では決して経験できないほど、「ちやほや」されるわけです(これで本国へ帰りたがらない黒人も多いし、イージーライフが身について、根性が腐る連中もいる)。
そこで我々はいつも話すチャンスがあるたびに、「アメリカを離れて外国に住んでみよ。本国では経験できない”人間的”な扱いを受けるから。厚遇されるから」と話すのです。
「そこで大切なのは“芸”や”学問”だから、少しでも音楽やダンス、語学、何でもいい。何か特技のようなものが一つあれば、何とかなるから、とにかく一度、金を貯めて出てみよ」というのです。しかし、この「金をためる」ところまでなかなか、たどり着けず、いつまでも地べたにはいつくばるようにしてしか生活できない人が多いのが現実です。
このような意味から、ジェロが不景気極まりない、工業都市・ピッツバーグを離れて、日本へ来たのは正解だったと思います。
黒人教会へ行けば、はっきり言ってジェロ・クラスのディープ・ボイス、歌唱力を持った人はごろごろいます。表現力もあります。演歌を歌わせれば、歌えるでしょう。あれくらいフィーリングを込めて。黒人の音楽の層にはととてつもなく厚いものがあります。なぜならそれが彼らの最も重要な伝統文化の一つですから。ただ、ジェロのようにきれいな日本語では歌えるかというと疑問です。そこが私の感心している点です。
なお宇崎さんは難聴になって、アコースティック・ギターのデュオのようなことを以前、やってらっしゃいましたが、元々はブルース好きのロック・ミュージシャンですから、ああいったギターを利かせたサウンドになっていることは明白です。バック・ミュージシャンがどういう人なのかちょっとインターネットで調べましたが、分かりませんでした。でもあのギターは多分、あの人かな、という気はしています。それとYou Tubeのリズム・セクションは打ち込みかなと思いますが、CDあたりではもし打ち込みでなければ、ドラムスとベースはあの人たちかな、と。ミュージシャンも大体、派閥ではないですが、仲のいい仲間同士がつるみますのでね。