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(回答先: オバマ氏、経済再生に全力を表明 政権移行準備を加速【日経】 投稿者 ワヤクチャ 日時 2008 年 11 月 05 日 21:54:15)
オバマ次期政権、格差是正を重視 財政赤字が最大の障壁(1/2ページ)【朝日】
http://www.asahi.com/international/update/1105/TKY200811050287.html
2008年11月5日20時31分
【ワシントン=西崎香】オバマ米次期政権は与党民主党が議会で議席を増やしたことを追い風に、経済の立て直しに急いで着手する。
これまでの「小さな政府」から「大きな政府」へかじを切り、格差是正や雇用拡大を図るとみられるが、最大の制約要因は、過去最悪の1兆ドル(約100兆円)を超しそうな財政赤字だ。
オバマ氏は近く、次期財務長官を選んで経済政策チームを立ち上げるとの観測がある。
長官候補にはニューヨーク連邦準備銀行のガイトナー総裁やサマーズ元財務長官らが浮上。
すでに財務省は次期政権スタッフが使える部屋を用意しており、来年1月20日の政権発足を待たずに現政権と連携できるよう準備態勢を整えている。
オバマ氏が重視するのは格差の是正。
顧問役のエコノミスト、ジェラッド・バーンスタイン氏らは「労働生産性は00年から07年まで約20%上昇したが、勤労世代の中流家庭の実質所得は3%低下した」と指摘。
ブッシュ政権時代に広がった格差を是正するため、勤労世帯向けの減税や所得補助だけでなく、企業内で労働組合の結成を容易にする法改正などで賃上げしやすいようにする計画だ。
失業者対策では、インフラ整備の公共事業も積極化。
主要道路や橋、港湾、空港などの社会投資を増やし「最大200万人の新規雇用を実現する」(オバマ氏)。
ミネソタ州ミネアポリスの橋が崩壊して13人が死亡する事故が昨年起きるなどしており、インフラ強化への社会的な要望も強い。
政府の役割拡大は産業界にも及びそうだ。
エネルギー対策を充実し、インフラ整備とともに競争力強化を狙う。
代替エネルギーの技術開発など、環境対策を兼ねた「グリーン雇用」を500万人つくるため、今後10年間で1500億ドル(約15兆円)を投資する。