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http://ameblo.jp/warm-heart/entry-10160433108.html から転載。 2008-11-04 20:11:26 ============================================= 近づく米大統領選/ブッシュ政権の決算/上/金融・経済/不安と巨額赤字残し 米大統領選は十一月四日の投票日まで一週間となりました。ブッシュ政権の八年、軍事・金融の両面で米国の支配的地位は揺らぎ、国内の景気は低迷し、国民生活にしわ寄せが及んでいます。今、これまでの政治・経済システムに厳しい目が向けられています。 「今の焦点は金融の規制である。これまで、政府による規制は悪であり、市場こそ万能であるという規制緩和の哲学が政権の中にまん延してきた」 金融機関野放し 二十三日の米下院監視・政府改革委員会の公聴会でワクスマン委員長の声が響きました。 証言席には二〇〇六年一月まで十八年間、連邦準備制度理事会(FRB)議長を務めたグリーンスパン氏、ブッシュ政権二人目の財務長官だったスノー氏と、金融・通貨のかじ取りをしてきた人物が並びました。 ブッシュ政権の八年間は、クリントン前政権の規制緩和路線を引き継ぎ、投機的商品を扱う金融機関を野放しにしてきた期間でした。 ワシントンのシンクタンク「新アメリカ財団」のサイドマン金融政策責任者は「金融関連業者の活動が野放しにされた半面、一般消費者保護のための規制が顧みられなかった」と、ブッシュ政権が規制緩和に固執した責任を指摘します。 財政赤字も深刻 米財務省は今年三月、一連の金融行政改革案を発表。一般銀行だけでなく投資銀行やファンドなどを直接調査できるようFRBの権限を拡張することや、住宅ローン業者を監督するための連邦レベルの専門委員会を設置することなどを打ち出しました。金融監督体制の不備を認め、長期、中期、短期の改革目標を示したものでした。 米国では金融不安の高まりとともに、財政赤字も深刻となっています。 金融不安と巨額財政赤字、次期政権はブッシュ政権からこれらを引き継ぐこととなります。 しんぶん赤旗
gataro-cloneの投稿
近づく米大統領選/ブッシュ政権の決算/上/金融・経済/不安と巨額赤字残し【しんぶん赤旗】
テーマ:新自由主義/グローバル化
「しんぶん赤旗」に10月28〜30日にかけて連載された「近づく米大統領選/ブッシュ政権の決算」を3回に分けて転載する。このシリーズ記事は電子版にはアップされていないので、「しんぶん赤旗記事情報・G-Serach」から検索、貼り付ける。
2008.10.28 日刊紙 1頁 総合 (全1,089字)
下院の行政監視委の公聴会で証言するグリーンスパン前FRB議長=23日、ワシントン〔ロイター〕
ワクスマン氏は「監督体制の判断の誤りは長期にわたり、今、納税者に負担を課し、経済をぐらつかせている」と指摘。議会自身についても、「二〇〇〇年に金融派生商品(デリバティブ)を規制対象からはずす法案を通してしまった。そして今年初めに(政府系住宅金融)ファニーメイとフレディマックへの監視を強める法案を通過させるまであまりに長期を要してしまった」と自戒を込めて発言しました。
米財務省は十月十四日、二〇〇八会計年度(〇七年十月−〇八年九月)の財政赤字が四千五百四十八億j(約四十六兆円)と過去最高になったと発表しました。軍事費や不況対策の歳出増、景気低迷による所得税や法人税の伸び悩みが主な要因で、赤字額は〇七年度の三倍近くに膨れ上がりました。〇九年度はさらに悪化すると見込まれています。
(ワシントン=西村央) (つづく)