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http://ameblo.jp/warm-heart/entry-10145315590.html から転載。 2008-09-29 19:29:25 国連総会議長を9月から1年間務めることになったニカラグア出身のミゲル・デスコト元外相は16日、「キューバに対する制裁は、加盟国の圧倒的多数が解除を要求しているにもかかわらず米国の反対で解除されない」とアメリカを痛烈に批判した(毎日新聞 2008年9月17日 東京夕刊)。 かつてはアメリカが自らの裏庭視していた南北アメリカ大陸だったが、いまではそう簡単にアメリカ言いなりにはならなくなった。おそらくアメリカが武力支配しているイラクやアフガニスタンをのぞけば、今やアメリカに唯々諾々と従う国は日本ぐらいのものではなかろうか。 9月3〜5日までカナダ西部の都市バンフで開かれた第八回米州国防相会議の模様を「しんぶん赤旗」が次のように伝えている。 ============================================= 以下は「しんぶん赤旗記事情報・G-Search」から検索、貼り付け。 シリーズ 変わる潮流/中南米/「アメリカは口を挟むな」 三日から五日にかけて、カナダ西部の都市バンフで第八回米州国防相会議が開かれました。 同会議は米州諸国の「相互信頼」の促進が目的。一九九五年に米国が呼びかけて以来、二年ごとに開かれています。キューバを除く米州三十四カ国の国防相と軍関係者、専門家が集い、安全保障問題を広く議論する場です。 「信頼」テーマに 今回は五百人余りが参加。「西半球の防衛・安全保障の改善 協力と共同による信頼強化」をテーマに、「相互信頼」を深めるはずでした。 ところが米国代表団は、ベネズエラが軍備を増強して「地域の不安定要因」になっていると主張。この発言をきっかけに会議の雰囲気は一転し、中南米諸国が一斉に米国を批判する展開となりました。 ブラジルは「南米のいかなる国も外国へ勢力を拡大する意図は持っていない」と指摘。ボリビアは「米国は各国の現状をもっとよく理解しなければならない」とたしなめました。 さらにニカラグアは、今年三月のコロンビア軍によるエクアドル国境侵犯事件を中南米諸国が自力で解決したことを振り返り、次のようにクギを刺しました。 「中南米諸国はお互いに理解し、問題を自力で解決する力を持っている。口を挟まないでくれ」 会議は結局、平和維持活動や自然災害への対応など、当たり障りのない合意をまとめただけで閉幕しました。 米国の保守系研究所ヘリテージ財団は九月初めに出した報告書で、中南米で「米国たたき」の政権が増え、米国の目標達成は「ほとんど不可能」で、「国防相会議の開催の理由はなくなっている」と嘆きました。 自主的国づくり 米国と中南米諸国は一九四七年、軍事同盟である米州相互援助条約(リオ条約)を締結しました。しかし今ではメキシコが脱退するなど、ほとんど機能していません。それに代わって中南米諸国が模索しているのが、対米従属から抜け出す地域統合の強化と自主的な国づくりです。 アルゼンチンの代表は国防相会議で、同国の今後の「方向性」は、南米十二カ国でつくる南米諸国連合の強化と南米独自の安保構想の具体化だと強調しました。 親米の牙城とされた中米でも、ホンジュラスが八月、中南米の左翼政権でつくる米州ボリバル代替構想に加盟。メディアから対米関係を問われた同国のセラヤ大統領は、「わが国は自立のためにたたかう独立国だ」と語り、米国言いなりからの脱却を宣言しました。 (メキシコ市=島田峰隆) ============================================= 【関連エントリー】
gataro-cloneの投稿
シリーズ 変わる潮流/中南米/「アメリカは口を挟むな」【しんぶん赤旗】
テーマ:世界の動き
これまでイランやベネズエラなどがアメリカ批判をするのには慣れっこになっていたが、今や国連では中南米の主な国はアメリカを批判するのが通例となっている。アメリカは確かに強大な軍事力にものを言わせて武力では世界を一国支配しているかに見える。だがその実、今や世界的にはアメリカは完全に孤立しているのだ。キューバ経済封鎖解除決議が国連で圧倒的多数で毎回可決されることを見てもそのことがよく分かる。
2008.09.24 日刊紙 6頁 国際 (全988字)