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http://ameblo.jp/warm-heart/entry-10124858832.html から転載。 2008-08-08 06:13:26 変わる世界/米の論調/『ニューズウィーク』国際版編集長ザカリア氏の発言から/「アメリカ後」は平和と繁栄 「アメリカは、多くの分野で次々に王座を明け渡している」−。いまや世界一高いビルがあるのは台北で、世界最大規模の上場会社があるのは上海で、世界最大の旅客機は欧州製で、世界最大の投資ファンドがあるのはアブダビで、世界最大の映画界はインドのボリウッド…。 こう指摘するのは、インド生まれの米国人国際ジャーナリスト、ファリード・ザカリア氏です。「アメリカ以外の国が元気なのはデータからも明らか」「アメリカ以外のすべての地域が活気づいているようだ」といいます。 ザカリア氏は、米外交問題評議会(CFR)が発行する外交専門誌『フォーリン・アフェアーズ』の副編集長を以前務め、二〇〇〇年から米誌『ニューズウィーク』国際版の編集長です。同誌は全世界に二千五百万人の読者を持つといわれます。その同誌六月十一日号に編集長自ら書いた論文が「アメリカ後の世界を読む」です。希望の状況 ザカリア氏は今年、『アメリカ後の世界』と題する著書を出版。同誌の論文はその触りにあたります。世界の「無極化」を「マイナス」とみるハース氏とは対照的に、米国の相対的優位が失われ、米以外の国が台頭している「アメリカ後の世界」を、「かつてない平和と繁栄ムードに満ちた国際社会」とみているのが特徴です。 同氏は、米メリーランド大学の研究チームの調査を引きながら、一九八〇年代半ば以降、戦争は減少しており、組織的暴力は五〇年代以降で最低レベルだと指摘。さらに、「いま世界には、経済的な活力がすごい勢いで渦巻いている」「世界の人口の八割を占める国々で貧困が減りつつある」「この十五年間で世界経済の規模は二倍以上に拡大」「世界全体を見渡せばかつてなく希望がもてる状況になっている」といいます。 テロや核拡散の危険が米政権などから宣伝されることには、新興国は過去の大国と比べれば穏健で、既存の国際秩序のなかで豊かさを求めようとしており、イスラム原理主義が影響力を増しているわけでもないとして、冷静な状況認識を求めています。国際ルール その上で、「アメリカ後の世界」では、「新興国がその理念や利害を強く主張するのは避けられない」「必然的にアメリカが影響力を行使できる範囲は狭まる」と指摘。その世界に米国が適応するためには、「まずはアメリカ自身が世界のルールを守る意思を示す必要がある」と国際ルールの順守の重要性を指摘しています。 「これまでアメリカは世界で二枚舌を演じてきた。国際ルールを作る当事者でありながら、自らルールを破りもした。だが世界の先導役であり続けるなら、ルールの順守が欠かせない」というのがザカリア氏の結論です。 (顔写真は同氏のウェブサイトから) ============================================= ワシントン・ポスト紙とMSNBCの書評はこちら ⇒ Books: 'The Post-American World'(The Washington Post) Books History and politics ---------------------------------- ニューズウィーク日本版[アメリカ後の世界]6/11日号 http://www.jbook.co.jp/p/p.aspx/1748238/s 商品種別:雑誌
gataro-cloneの投稿
変わる世界/米の論調/ニューズウィーク・国際版編集長ザカリア氏/「アメリカ後」は平和と繁栄
テーマ:世界の動き
以下はG-Search検索の「しんぶん赤旗記事情報」から転載。
2008.08.02 日刊紙 6頁 国際 (全1,104字)
しんぶん赤旗
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/discussion/2008/05/08/DI2008050802811.html
Zakaria examines ‘Post-American World’ dynamic
Editor of Newsweek International looks at shifts in global pre-eminence(MSNBC)
http://www.msnbc.msn.com/id/24428733/
定価:420円 (税込)
本体価格:400円
販売価格:420円 (税込)