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あなたは幸せな老後を過ごす自信がありますか? 米国では老人の3分の1が「とても幸せ」(gooニュース畑)2008年6月5日(木)11:37
「宙に浮いた年金問題」や「後期高齢者医療制度問題」など、昨今ニュースを騒がせているのは、幸せから遠ざかるかのような「老後像」です。豊かな黄昏期を夢見ても、実りある最終章を迎えられるのは今や一握りの人たちなのかもしれません。一方、米シカゴ大学の調査によると、88歳の米国人で「とても幸せ」と答えたのは約33%と、高い割合を示しました。所得の差の影響も、年齢とともに薄れるということです。
ニュース畑では、米国の高齢者のような生活に憧れる声、シビアな現実を直視する声、そして日本の高齢化社会について様々な意見が寄せられました。
アメリカでは歳を取るほど幸せに あなたは幸せな老後を過ごす自信がありますか? - goo ニュース畑
この話題の投稿者は、日本では物質的に豊かになっても
本来の豊かさを実感できないとしています。
「戦後、憧れたアメリカの物質的な豊かさを日本人は手に入れました。しかし、それは幻想で、本当の豊かさではアメリカに遠く及ばなかったようです。老後が幸せなのはアメリカでは富裕層だけだろと思いきや、それも違いました。終わりよければ全てよし。老いて幸せということは、何よりなことです。この一番の幸せが、日本ではなかなか難しい状況になっています。結局、頼れるのはお金と子供か…どちらも無い私はどうすればいいのか…」(匿名投稿者)
■米国の老後の暮らしは本当に幸せか
ニュース記事ではなかなか伝わらない米国での老後の暮らし。米国居住経験がある方からは貴重な経験談・意見が多く寄せられました。米国と日本では老後の暮らしについての考え方、つまり「マインド」に違いがあるという意見がありました。
「お年寄りがそこで楽しく暮らし、みんな普通に恋してるんです。異性とダンスして胸ときめかせている姿は羨ましかったです。ああいう環境は日本では望めないでしょうが、ああいうマインドは見習いたいとおもいましたね」(匿名投稿者)
「日本との大きな違いは、子供に老後の生活や介護を担わせようとしていないことじゃないかな。日本の制度はどんどん公的負担を削って、家族に面倒見させようとしてますよね。アメリカの場合、最初から子供に世話させよう、世話になろうという発想がないから、子供の方も逆に気軽に老人コミュニティーに親を訪ねて行って楽しいときを過ごしているように見えます」(gonhaha001さん)
しかし、マインドだけでは生活はできません。米国の貧困層の厳しい生活事情についても投稿がありました。
「ちなみに 『フードスタンプ』という言葉をご存知ですか? いわば『食糧配給券』のことで、これをスーパーなどに持っていけば食料品を買うことができます。これまではこの表示を見ても、ホームレスや貧困層だけが利用するものだと思っていました。ところが米国ではいまや、3000万人以上がフードスタンプをもらっているんです! しかも高齢者の3/4は1人暮らしで、フードスタンプに頼って生活しています」(tokyo_badgerさん)
「少なくとも、医療制度のみを比べた場合には日本がアメリカに劣るということはないと思います。アメリカでは医療費が高く、それをカバーできる医療保険は基本的に個人が買うもの。低所得層はどんどん置き去りにされている現状です」(bloomiさん)
■日本の老後はどうなっている
では、日本の老後はどうなっているのか。年金や医療以外にも、核家族化や一人暮らしが進む中で、孤立化している老人が多いという問題があるようです。
「近所の高齢者の方々は、昔ならお孫さんやひ孫さんと仲良く縁側でお茶飲み話をされていましたが、現在の高齢者の方々は。孫もひ孫もいない家庭が多いため、自分で自動車を運転し娯楽や旅行に出かけるか、病院の待合室や集会所で各家庭の悪口を言い合っている姿が目に余ります」(匿名投稿者)
また、将来老後を迎える若い世代も、報道などの影響で「老後への危機感」が増幅しているようです。
「僕は20代です。はっきり言って、この問題は僕にとっては間接的です。これからの日本の出生率が僕の老後の安心につながるわけですが、今の率から言って、僕も今の年から老後を心配し、自分の老後には国には頼らないように、民間保険(か自己保険)にでも入ろうかと思います。まぁ、応急処置は貯金を増やすことかな? 質素な生活を…」(nlp341さん)
「20代です。20代から質素な生活、不幸な老後の前に不幸な50年が待っている気がしてめいります。私は使うだけ使って、後はセーフティネット頼みにしておきます」(匿名投稿者)
「私は40代です。今の平均的な親世代、持ち家があって、貯えが少しあり、年金だけに頼らなくてもやっていける世代に比べると、あくまでも平均ですが私たちが老齢を迎えたときには、かなり苦しくなっていると思います。年金に期待はできないですし、日本の社会全体が活力を失っているでしょう」(匿名投稿者)
■本当の幸せって何?
急速に老後のイメージが悪化している日本と、格差はあれど、3人に1人が老後の暮らしを「幸せ」と感じている米国。しかし、これを同じ基準で比較することは難しいとする意見もありました。
「昔からのことわざに『隣の芝生は青い』が有ります。人は、自分より良く見えるものです。アメリカの『幸せ』と言う感情的価値と日本の『年金』、『介護』という制度やお金を比較しています。全く異なるもの同士を比較したのでは、比較になりません。アメリカの感情的価値を引き合いに出すのなら、日本も同様の感情的統計を利用するべきと思います」(匿名投稿者)
「数年前までアメリカに住んでました。TVのような生活をしている人が実在する一方で、移民や黒人など貧困層の悲惨な現状も垣間見てきたつもりです。 日本の方が優れていることもあれば、アメリカやほかの国から見習うべきこともあります。日本とアメリカとどっちが優れているかなんて比べようがないので、お互いいい制度や習慣は取り入れる努力をしてもいいんじゃないかな」(gonhaha001さん)
WHOの発表によると、日本の平均余命は男性が79歳、女性が86歳。ともに世界最高レベルです。退職してからも続く長い時間。この時間をどのように過ごすかは、人生をトータルでみたときにも重要な問題と言えそうです。年齢を重ねても生きがいをもって暮らしていくためにはどうしたらよいか。現在の年齢に関係なく、社会の変化と合わせて考えていく必要があるのかもしれません。
あなたは、このテーマについてどのように考えますか? ニュース畑では下記の記事でご意見を募集中です。
アメリカでは歳を取るほど幸せに あなたは幸せな老後を過ごす自信がありますか? - goo ニュース畑
■投稿で寄せられた参考リンク
・米国人は年を取るほど幸福率上昇 米シカゴ大学調査
http://www.cnn.co.jp/usa/CNN200805130013.html
・年金 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B9%B4%E9%87%91
・後期高齢者医療制度 - Wikipedia http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BE%8C%E6%9C%9F%E9%AB%98%E9%BD%A2%E8%80%85%E5%8C%BB%E7%99%82%E5%88%B6%E5%BA%A6
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http://news.goo.ne.jp/hatake/20080502/kiji1708.html
http://news.goo.ne.jp/article/hatake/life/hatake-20080605-01.html