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若くて裕福な新世代のエコ推進者たち「Yawns」(USFL)
更新2008年05月07日 16:13米国東部時間
車を持つならハイブリッド車、買い物するなら地元のマーケット、そしてクレジットカードを持つなら毎月きっちり残高を払う−。所得は十分にあるのに、あえて質素な生活を選ぶ若者たちが出てきた。
AP通信によると、こうした「若く(Young)、裕福(Wealthy)、そして普通(Normal)」な彼らは「Yawns」と呼ばれる。命名した英サンデー・テレグラフ紙によれば、社会情勢や環境問題に関心を持ち、消費を控え、寄付をする裕福な若者が増えている。
スタンフォード大学のデビッド・グルスキー教授(社会学)は、物質主義に反対するヒッピー運動から、物質主義のヤッピーへと移行したように、社会的傾向は繰り返すことから、現在のYawnsの動きは自然の成り行きだと分析する。地球温暖化やテロの問題などが、人々をより精神的なものへと駆り立てているという。
ドットコム大富豪となったリック・ウェブリングさん(37)は、年間生活費の上限を5万ドルと定めている。5万ドル自体はそれほど少ない額ではないが、家賃だけでも5万ドルの40%を占めるサンフランシスコでの生活を考えると、決して多いとは言えない。彼はテレビを持たず、MP3プレーヤーは20ドルのもので、車はトヨタのプリウスだ。洋服は買わず、二酸化炭素消費量を最小限に抑える努力をしている。そして余ったお金は有益だと思える団体にすべて寄付している。
ウェブリングさんのいとこの夫、ブラッド・マーシュランドさん(44)は映画制作者として成功を収めており、家族4人で北カリフォルニアで暮らす。彼らは、洗濯物を外へ干し、庭で野菜を育て、必要なものはガレージセールかリサイクルショップで購入する。
グーグルでソフトウェア・エンジニアだったレイ・シドニーさんは、2003年に自分のストックオプション(自社株購入権)を行使し、「一生かかっても使い切れない」お金を得た。しかし、彼はシリコンバレーに豪邸を建てる代わりにネバダ州ステートラインに4寝室の家を購入、残りの資金で寄付を始めた。
まず、地元の美術協議会に40万ドルを寄付して美術センターの新設を支援、地元のバス会社に100万ドルを寄付して新路線を開通させ、カジノの従業員たちが自家用車を使わずに通勤できるようにした。また、地元高校に170万ドルを寄付、新しいフットボール場と陸上競技場の建設に役立てた。その他にも慈善団体に数百万ドルを寄付しているという。
http://www.usfl.com/Daily/News/08/05/0505_024.asp?id=60485