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今は倹約が格好いい?〜ティーンの消費にも不況の影響(USFL)
更新2008年05月12日 18:23米国東部時間
経済の低迷でお小遣いやアルバイトの口が減り、モールに遊びに行くガソリン代のほかピザやジーンズなどの物価も上昇しているため、リセッション(景気後退)の影響を受けにくいはずのティーンエイジャーの間にも最近は倹約の傾向が強まっている。
AP通信によると、アバクロンビー&フィッチやアメリカン・イーグル・アウトフィッターズといった若者向け衣料品店では、10代消費者の買い控えで売れ行きが鈍っており、「ティーンは不況知らず」という定説が崩れている。また「倹約はクール(格好いい)」という風潮さえ見られ、雑誌「エル」系のティーン向けサイト「エルガール・コム」では、服やアクセサリーの手作り方法をビデオで見せる「セルフメイド・ガール」を新設している。
国内雇用は2007年3月以来、全体で0.1%減少しているが、特に10代の雇用は、主要な雇用主である個人経営店の多くが求人を減らしているため5%も減った。これに伴い、10代向け小売店の08年3月の既存店売上高も前年同月比で8%減少した。ただ、「iPod」や携帯電話、通信機器のヘッドセットといったハイテク支出は衰えていない。
ティーン向け小売店の既存店売上高平均は、05年は前年比12.1%増、06年は同3.3%増だったのが07年は0.5%落ち込んでいる。増加している数少ない店の1つは、ジーンズ部門がアバクロンビーより約3割安いエアロポスタールで、アンソロポロジー・ブランドを持つアーバン・アウトフイッターズも堅調を維持しており、トレンド専門家は両者の古着感覚が若者に受けているとみている。
ギャップ、バナナ・リパブリック、ジューシー・クチュールなどの人気ブランドが安く買える古着チェーン店は業績が伸びており、新品だと50〜60ドルするギャップのジーンズを9〜20ドルで販売しているバッファロー・エクスチェンジ(アリゾナ州ツーソン)のカースティン・ブロック社長は「古着はティーンの環境保護意識の高まりにもアピールしている」と指摘した。
http://www.usfl.com/Daily/News/08/05/0512_021.asp?id=60638