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http://www.afpbb.com/article/politics/2385101/2884180
【4月30日 AFP】米大統領選の民主党候補指名を争う、バラク・オバマ(Barack Obama)上院議員は29日、ノースカロライナ(North Carolina)州ウィンストンセーラム(Winston Salem)で記者会見を行い、同氏が通っていた教会にかつて在籍し、過激な発言で物議を醸したジェレミア・ライト(Jeremiah Wright)牧師が批判に反論したことについて怒りをあらわにし、ライト牧師と距離を置く姿勢を示した。 ライト牧師は28日、ワシントンD.C.(Washington D.C.)でこれまでの発言への批判に反論し、オバマ氏との連帯を呼びかけていた。これに対し、オバマ氏は「わたしは(ライト牧師によって)前日に行われた発言に怒りを感じると同時に、悲しくなった。わたしが昨日見た人物は、私が20年前に会った人物とは違っていた」と語り、同師との連帯をきっぱりと否定した。 「ライト牧師の発言は、社会を分裂・破壊に導くだけでなく、憎悪をかき立てる人びとを勇気づける結果につながるものだ。黒人教会の姿勢を正しく反映したものではない。わたしの価値観や信念を正しく反映したものでもない。今回の発言が政治的行動だとライト師が思っているのなら、わたしのことをよく理解していないといえる。さらに、昨日の発言を聞く限り、わたしも師のことをよく理解していなかったともいえる」(オバマ氏) ライト師は発言に対する批判について「オバマ上院議員には関係がない。アフリカ系米国人が経験してきたことについて何も知らない者が行っている、黒人教会に対する攻撃だ」と語っていた。 ライト師の発言は、保守的な白人労働者層の支持をめぐるライバルのヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)上院議員との争いでオバマ氏を厳しい立場に追い込む恐れがある上、大統領選本選でも共和党の攻勢に勢いを与えかねず、オバマ氏にとって逆風になっていた。 (c)AFP/Stephen Collinson |