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http://www.afpbb.com/article/entertainment/news-entertainment/2362319/2720351
【3月10日 AFP】国連薬物犯罪事務所(United Nations Office on Drugs and Crime、UNODC)のアントニオ・マリア・コスタ(Antonio Maria Costa)事務局長が9日発行の週刊紙オブザーバー(Observer)で、英歌手のエイミー・ワインハウス(Amy Winehouse)やスーパーモデルのケイト・モス(Kate Moss)を、「薬物を服用する有名人」として名指ししで非難した。 コスタ事務局長は、暴力や堕落につながる薬物を使用し間違ったメッセージを送るこれら有名人たちを、アフリカの貧困問題などに取り組むボノ(Bono)やボブ・ゲルドフ(Bob Geldof)などと比較して批判した。 「アフリカを救おうとする著名人もいれば、アフリカの崩壊に貢献している者もいる。薬物を使用するセレブたちは自らの鼻や脳をダメにしているだけでなく、地球の裏側にある国々の崩壊の一因にもなっている」 事務局長は、ワインハウスに対して次のように述べている。「その反抗的な態度を改善し、『リハブ(Rehab)』で自らを中傷してみせたのかもしれない。だが、常用しやすく、高価な治療も受けられない人々に自分がどんなメッセージを送ったのか理解しているのだろうか?自らの薬物使用をひけらかす有名人たちは、南米からアフリカ経由で欧州へと送られてくるコカインの密売で引き起こされている被害に気付いているのだろうか」 さらにケイト・モスについても、「善意でアフリカを救おうとするアイドルや映画スターがいるのに、彼らの活動は、ケイト・モスなどの軽はずみな薬物の服用で損なわれている」と激しく非難した。 コスタ事務局長によれば、アフリカ諸国の政府は麻薬取引を取り締まる十分な能力を備えていないため、南米から欧州に輸送される薬物はアフリカを経由することが多い。アフリカで行われる麻薬取引は、「語られることのない不幸、堕落、暴力、不安定をもたらす」という。 こうしたコスタ事務局長の意見に対し、ワインハウスの広報担当、クリス・グッドマン(Chris Goodman)氏が反発。オブザーブ紙に寄せたコメントの中でグッドマン氏は「事務局長は軽はずみな人物」と述べ、「エイミーは、薬物について語ったことも、ひけらかしたこともない。問題を抱えているが、好転させようと頑張っている。国連は自らの行動を正すべきだ」と不快感を表した。 エイミーは最近、薬物リハビリ施設へ通っているという。モスの広報担当からのコメントは出ていない。(c)AFP |