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先進国が発展途上国の人々から憎まれる理由とは?
テーマ:日本の崩壊
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現在、東京で先進7か国財務相・中央銀行総裁会議(G7)が行われていますが、この会議に参加している日本を含めた先進国は発展途上国の多くの人々から憎まれていることをみなさんはご存知でしょうか?
邦題「ジャマイカ 楽園の真実」という映画をみますとなぜ先進国が憎まれるのか、理解できます。
ジャマイカ 楽園の真実
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http://video.google.com/videoplay?docid=9195284102259393843&hl=en
http://video.google.com/videoplay?docid=-1870655292788577888&hl=en
http://video.google.com/videoplay?docid=-2280161596159135822&hl=en
http://video.google.com/videoplay?docid=-9071230377344747507&hl=en
http://video.google.com/videoplay?docid=-3813114732225334643&hl=en
http://video.google.com/videoplay?docid=-1309354769959838566&hl=en
http://video.google.com/videoplay?docid=3873494147797294620&hl=en
http://video.google.com/videoplay?docid=-734726880670952984&hl=en
この映画はジャマイカの貧困とその原因を描いたドキュメンタリー映画です。
この映画では、ジャマイカの経済を停滞させ、人々を貧困からぬけだせないようにしているのは、IMF(国際通貨基金)であると主張されています。
IMFは財政が破綻した国にはいってきて、お金をその国に貸す機関です。
その決定権はIMFに出資した国とその額によって決まります。ちなみに出資額の第一位はアメリカ、第二位が日本です。実質的にIMFはアメリカの意思に従って行動しているといってよいでしょう。
IMFは、財政の破綻しかけている国にはいってきて、莫大な借金をその国に背負わせます。もちろん、巨額の利子付きでです。さらには、その国の内政にも深く影響を及ぼすことができます。例えば、公務員を50%削減しなさいとか、農家にお金を融資するなら利子を20%以上にしなさいとか、かなり細かいことまで借金をしている国をコントロールします。
そうすると、こんなことがおこるのです。
ジャマイカでは昔から自国で玉ねぎを作っていました。ところが、IMFが関税障壁などの輸入規制を撤廃したため、外国から安い玉ねぎがどんどん入ってきて、自国の玉ねぎは売れなくなり、玉ねぎ農家はとうとう破産することとなります。
この手法でジャマイカ国民に安い作物を消費させ、儲かるのは外国企業だけ、その一方でジャマイカ国内産業は壊滅、町には失業者があふれることとなります。
それだけではありません。
IMFから借りた莫大なお金を利子付きで返さなくてはなりません。
ジャマイカの国家予算は毎年IMFへの返済で消えることとなります。
そのため、教育や医療、社会保障、インフラの整備、産業振興など、ジャマイカで必要とされる事業ができなくなるのです。
この悪循環が断ち切れない限り、ジャマイカは真の独立国家とはいえません。
映画の中で、こんな歌が流れます
「世界のもっとも豊かな7つの国は
こっそり集まり会議を開いて
貧しいものを虐げたままにしておこうと決めたのさ
世界のもっとも豊かな7つの国は
いつでも1番でいたいのさ」
現在騒がれているサブプライムローンの問題も構図は同じです。
富めるものが貧しいものにお金を貸し、貧しいものから搾取する。
この構図が、現在のグローバリゼーション、新自由主義によって広められているのです。
医療崩壊も社会保障を見捨てるという新自由主義の根幹政策のひとつです。
我々は、日本政府に対し、新自由主義をやめるよう、要求しなければなりません。
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