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【2009年3月5日(木)朝刊】
http://www.muromin.mnw.jp/murominn-web/back/2009/03/05/20090305m_04.html
JR室蘭駅が今春、大きく変わる。空き店舗になっていた旧売店跡に3月15日、売店がオープン。旧室蘭駅で長年続いていた通称「駅コン」が早ければ夏にも復活する。蘭西地区の玄関口を明るくすることで、マチ全体を盛り上げる。
売店は、駅弁・母恋めしを生産、販売する母恋めし本舗(関根勝治代表)が昨年春に撤退したキヨスク跡に新たな売店をオープンさせる。各種駅弁はじめ、室蘭銘菓など取りそろえる。今後、ボルト人形・ボルタなど順次取扱品を増やし土産品を求める観光客らのニーズに応える。
JR側が母恋駅で駅弁販売の実績を持つ関根さんに入居を打診し実現した。仮オープンは今月15日を予定。15、20日の両日午前10時から、合格祈願を兼ねた、桜の花びらの塩漬けと昆布を組み合わせたお茶「桜(はな)がさね」を同封した「桜咲くメール」を先着50人に贈る。
営業時間は午前8時―午後6時で検討している。同社の駅弁「ぐるっとおいしい噴火湾」を室蘭駅の駅弁と位置付けて販売する。今後、銀工芸の教室開催なども検討している。
室蘭駅を会場にした駅コンサート・通称駅コンが、今夏をめどに約10年ぶりに復活する。関根さんは旧室蘭駅を会場に平成元年から10年間続いた駅コンの運営を担ってきた。売店開設を契機に、かつての出演者らに協力を仰いで開催する計画。
駅コンは、地域の合唱団や演奏家を招いてコンサートを定期的に開いてきた。奏者と聴き手が同じ目線にあるワンフロアコンサートで、普段着で楽しめる演奏会として親しまれてきた。同9年に駅が現在地に新築、移転された後は、特別企画を除いて開かれていなかった。
関根さんは「かつてのように定期開催したい。不景気なときこそみんなで大きな声で歌い、マチに活力を与える駅コンに。何かを訴える場にできれば」と展望している。
(野村英史)