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医療制度研究会
高齢化や財政危機、多発する医療事故など、我が国では今、医療制度の改革が求められています。我が国の不幸は、病人の救済としてあるべき医療を、病人の立場で考える仕組みがないことです。医師の団体は提供側、保険側はお金を払う側の論理で考えます。本来、医療を受ける国民の立場に立つはずの厚生労働省は、伝統的にみて病人の立場に立つ実感はありません。国民は病気になってはじめて医療に関心を持ちますが、そのときはもう権利を主張する力はなくなってしまいます。
このような背景から、当研究会は21世紀における国民のための医療を、現場に働くものの立場で考える勉強会として発足しました。勉強が進むに連れて、日本の医療は他の先進国と比較して、少ないマンパワーのもとに、著しく安い経費で運用されており、福祉関係に使われる国家予算の比率も著しく低いことを知りました。
私たちは21世紀にふさわしい国民の医療制度を確立するために、医療者として内部改革を行いながら、この制度改革の一翼を担いたいと願っています。インターネットを通じ私たちの実績と議論を公開し、多くの医療従事者と広く国民の参加を要請いたします。