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『国民負担率』って用語は1982年『土光臨調』が『発明』した虚妄の概念 http://www.igaku-shoin.co.jp/paperDetail.do?id=PA02775_05 なんだそうです。実際、詐欺師や泥棒に献上させられるのでなければ、そして、払った分しっかり還元される社会なら、『負担率』の高さなど無問題なんだと思います。
--権丈のホームページ 勿凝学問 から転載--------------------------
http://news.fbc.keio.ac.jp/~kenjoh/work/korunakare145.pdf
勿凝学問145
若い人が政府の利用価値を実感するということとは
映画SiCKOの中で僕が一番多く人に話をしてきたシーン
2008年4月12日
慶應義塾大学 商学部
教授 権丈善一
去年の8月26日にSiCKOをみている模様。
その後、幾度となくこの映画に触れることになる。その中で僕が一番多く人に話をするシーンをメモっておく。
アメリカからフランスに移住してきた若い人たち数人と、マイケル・ムーアがパブで話をしている。その中で、ある女性が次のように語る。
(字幕)
フランスで暮らしていると罪悪感を感じるわ
あまりに、いろんな面で恵まれてて
私は若くして享受してる
でも(アメリカにいる)両親は働きづめに働いても――
こんな生活には程遠い
心が痛むわ
あまりに恵まれすぎた生活で
そりゃ 上を見ればキリはないけど あまりにも――
不公平よ
(音声 日本語)
フランスで暮らしていると自分の実家に対して罪悪感を感じるの
こっちだといろんな面で恵まれてるでしょう
まだ若いのにこんなに恩恵を受けてる
でも(アメリカにいる)両親は働きづめに働いても――
こんな生活には程遠い
心が痛むわ
自分はここで、こんなにも恵まれて暮らしてる
そんなすごい生活はしてないけど 比較したらやっぱり違う――
これって あまりにも不公平
今年から映画を観ることができるように春集中2コマ連続講義に変更し
2008年4月11日に講義のガイダンスでSiCKOを観た夜
手帳をみると、SiCKOを観た翌日に、ちょっとハプニングがあった京都府保険医協会で話をしている模様(参照 勿凝学問107 それでも負担増しか途はない・・・ ――共産主義とは国民負担率100%のことなんだけどなぁ http://news.fbc.keio.ac.jp/%7Ekenjoh/work/korunakare107.pdf )。
京都では、政府の規模が小さいから人々が不安におののきながら生きていることをムンクの「叫び」で表した、次のパワポイントを使っている――
図(元PDFを参照してください)
http://news.fbc.keio.ac.jp/~kenjoh/work/korunakare145.pdf
私に見える日本の現状
木を見て森が見えぬ状況
政府の規模
政府の利用料支払い
生活の満足度
政府不信が強いから負担増ができないのか、負担増を認めないから政府の利用価値を実感できないのか――that’s the question.