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【NHKニュース 永田元衆院議員が死亡 自殺か】
http://www.nhk.or.jp/news/k10013344811000.html
というニュースが入ってきた。
永田元議員はライブドアの偽メール事件で議員を辞職して、それ以降、心身を病んでいたようである。
この事件の時、Kは阿修羅掲示板において
「本物かどうか見極めるまであまり騒ぎ立てない方が良い。」
との慎重論を発したが、周囲ではお祭り騒ぎを止めようとはしなかった。
フィーバーは、メールが偽物であることが判明して鎮火したが、永田議員の心には大きな傷跡を残したのだろう。
人間は、自分に有利と思う情報を見つけると、冷静さを失う傾向がある。
その時にこそ慎重さが大切になるのだが、感情に押し流され、視点が固定化してしまう。
振り込め詐欺を例にすれば、後で考えれば、おかしな点が沢山あったと思っても、その時は気付かないのだ。
若い永田議員がスクープを射止めたと思い込めば、このような状態になるのは仕方ない。
問題は、その時の周囲の対応である。
民主党には「慎重に、真偽を見極めよう」と慎重論を唱える人材すらいなかったのだろうか?
チャンスと思ったときこそが、心に隙が生ずるピンチでもあるのだろう。
ボクシングにはカウンターという技術がある。
多分だが、民主党の議員は有頂天になる永田議員に水を指すのを「利敵行為」とでも思い
慎重論を唱えることは「永田議員に不親切」とでも考えたのだろう。
実は、全く逆なのである。
物事には、利点とリスクが背中合わせになっている。
ハイリスク・ハイリターンは、金融商品だけではなく、すべての事象につきまとっている。
有頂天になっているときにこそ、慎重に対応するように言うことこそが「本当の親切」とKは思う。
それを、怠ったことが、今回の永田元議員の死につながったのかもしれない。
ご冥福を祈りたい。