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党員でもない者が、他党の戦術に口を挟む資格がないことは十分承知のうえで、あえて言わせてもらいます。
次回総選挙で、北海道で共産党が候補を立てると報道されているのは、1、2、6、9、11の5選挙区です。
このうち1区は札幌の中心でもあり、比例区との相乗効果を狙うには、ここに候補を立てるのは理解できるところです。横路孝弘が断トツに強い選挙区であり、民主党の勝敗に直接影響することも少ないと思われます。
9区は、民主党が鳩山由紀夫です。彼は党幹事長ですが、靖国神社に参拝し、新憲法制定議員同盟に所属する靖国派、私の言うところの「容戦派」ですから、ここで共産党が戦うのは正義です。
一方2区は、かつて紙智子が、3位ながら接戦を演じた実績もあり、擁立するのも無理からぬところですが、前回は、民主の三井辨雄が自民の吉川貴盛に2千票余り、得票率で0.82%差で辛勝した選挙区です。
もしここで、民主党の足を引っ張り、吉川を助けるような選挙戦をしたら、比例区への相乗効果どころか、ガジガジの共産党支持者以外の、民主党に期待はしていないけれども、この総選挙では自民を落として政権を交代させようと、素朴に考えている有権者の比例票をも失うという逆効果になると思います。
三井の人物は評価していませんが、吉川がれっきとした靖国派・「容戦派」であることを考えると、どうしても吉川を落とす必要があります。
同じ理由で、民主が辛勝した6区で「容戦派」の今津寛を落とすため、11区では超「容戦派」と言うよりもむしろ好戦派の中川昭一を落とすために、共産党が候補を降ろすことを強く期待します。
共産党は、民主との選挙協力とかではなくても、今津、中川を落とすということで選挙戦を戦えば、民主党に一定の距離を置く票を、比例区で取り込むのは大いに期待できると思います。
逆に、自民党の武部勤と民主党の松木謙公が戦う12区で候補を立てないのは、共産党の見識を疑います。有権者の選択の自由を保障するためにも、ぜひ候補を立てることを期待します。
その結果、民主の松木が落ちてもいいのです。民主党が勝つには、共産党に対立候補を出されないような候補を立てなければならないという状況を作るのも、2大政党下での有効な戦略ではないかと思うのですがいかがでしょうか。