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プロフェショナルで柳屋小三治特集をやっていた。久しぶりに小三治を聞いた。「薮入り」ちゅうのを聞き終わって、ハタと気付いたことがある。裕福でないがゆえ、貧乏であるがゆえ、味わえる親子の深い情愛がある。奉公に出した子供が成長していく姿を見守る親の喜びがある。子供にとっても、奉公先で精進し、年に2回親に会える喜びがある。苦労があるから喜びもひとしおになる。苦労を通してこそ、そこに喜びが生じ人生の妙味も生まれてくる。大金持ちの世界じゃこの種の喜びとは無縁じゃろう。
突然、リストラされて苦しんでいる若い人たちも一度聞いてみるといい。もよりの図書館にある。少しは勇気がもらえるかもねん。
「あくび指南」ちゅうのは落語芸術の華じゃねえかと思うぐれえ完成度が高けえ。こんな素材を誰がつくったんだろうねえ。いや、素材に命を吹き込んでいるのは、小三治の芸だ。芸の力がなきゃ、ただの素材だろう。見事なもんだ。