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(回答先: 1年間で250兆円の資産の消失とは、何のことかえ? 投稿者 藪素人 日時 2008 年 10 月 25 日 15:14:25)
私も素人な者であまりよく説明できませんが。
例えとして一つ書いてみます。
たとえば100人の投資家がある会社の株を一株100円で100株ずつ持っている
とします。このときの会社の株の総額は100×100×100で計100万円にな
ります。そして投資家全員がこの会社は発展すると考えて株を手放そうとしません。
そこに一人の投資家がお金の必要に迫られ100株を証券市場に売りに出します。こ
の100株の値段が200円で売れたとします。当然この投資家は投資した金額の二
倍のお金を手にしますが、売らなかった99人の投資家は持っていた株が二倍になっ
たわけです。
そのときの会社の株の総額は99人×200円×100株で計198万円になってい
ます。たった一人の投資家の売りが全体の株の総額を引き上げたわけです。
そのとき動いたカネは最初の100円×100株の計1万円でした。後の99人の株
は二倍になったわけですが、その増えた分のカネは単なる架空に創造されたカネであ
り数字上だけのカネです。
この逆が1年間で250兆円が消失した架空に創られた資産になります。
これは原油・穀物・金(キン)等の先物で売買されている実体のない商品の動きから
創られていくわけです。
ただ投資家が株価が上がったときは含み益として手持ちにしていれば、また下がった
ときも含み損として手持ちにしていれば何の利益にも、また含み損としていれば何の
損害もないのですが。上がり調子のとき買ってしまった人は、買った金額からやむお
えづ売った金額の差が損失ということになります。
現在の金融危機はやむおえづ売ってしまわなくてはならない人が投げ打っている姿で
す。