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本当ですね。死刑になるほどの犯罪者の生い立ちをもって学問的に分析すべき。
http://www.asyura2.com/08/idletalk34/msg/1130.html
投稿者 東京音頭 日時 2009 年 1 月 15 日 16:17:37: lg2/OnhcbNSWg
 

(回答先: これは犯罪者の心理の問題であり一般の人の心理で推し量っても無意味 投稿者 ワヤクチャ 日時 2009 年 1 月 11 日 15:32:54)

ワヤクチャさんどうも。
いつも教育問題に意見をいただきながらお返事を書けなくてすみません。
働きながらの子育てで忙しくてなかなか時間が取れません。

この死刑の問題ですが、私にはとても難しい問題です。
個人的には死刑はあっていいと思いますが、反対の人を説得する自信はありません。
日本や他のアジアの国に死刑存続論者が多いのは、やはり死生観が西洋と違うのかな、と思ってみたりします。
抑止力があるか、ないか、ダイナモさんとKさんとのやり取りをみると、やはり根拠とする資料がなさ過ぎると感じます。
私も、ワヤクチャさん同様、殺人を犯した人の調査をもっとすべきと思います。
私が以前住んでいた豪州は死刑廃止国ですが、犯罪心理学やら人間行動学やら、そのような学問がかなり進んでいたな、と感じます。心理学や社会学がもっと市民権を得ていたと思います。
で、そういう国はなぜ殺人がふえないのかな、と考えると、福祉国だからかな、と素人なりに思うのです。
日本での報道を見ていても、やはり重大な犯罪を犯す人は、無職が多いじゃないですか。犯罪を犯すことによる社会的なリスクも少なく(失うものがない)、愛する人もされる人もなく、自分が社会で価値がない、と思うというのかな。
そのような立場になるべくたたせないようにまず最低の生活は保障し、やる気さえあれば無料で学べて、職業訓練も受けられる、とか。
それでも殺人は完全にはなくなりませんが、殺人事件の報道の頻度を見ても(もちろん人口の差も考慮して)豪州は日本より少ないのではないかな。と思います。
日本では、世論を2分する死刑廃止か存続の議論でエネルギーを使うより 死刑になる犯罪を犯す人を減らす努力をもっとすべきではないでしょうか。
私は自分の生徒を見ていて、この子たちの中で将来犯罪者がでないといいな、思いますが、はっきり言って出ると思います。殺人かどうかはともかく。
人に迷惑かけても平気、公共心に欠ける、暴力OK, 自己抑制能力なし、勉強もしない、(だからきっと仕事にきちんとつかない)親のいうことはきかない、こういう生徒は悪に走らないのでしょうかね。
死刑の判決が出てしまうほどの犯罪を犯した人々を 育った家庭環境などをもっと調査し、できればそれを統計的に分析し、それによって(差別は気をつかなくてはいけないけれども)、そのような人を出さないようにするにはどうしたらいいのかを考え、予防策があれば、実施すべきである、と考えます。
その上で 刑罰に死刑があってもいいのでは、と思います。
因果応報とか、死をもって罪をつぐなう、という考え方がそれほど悪いこととは思えないからです。
自殺したら大罪だった西洋の考え方と自分の罪を認めて自殺することが善とされていた日本とは大きく違うのだと思うから。
そのような死生観を理解もせず、死刑は野蛮と、自国の考え方が絶対正しい とする西洋国に何も言われたくないですね。
日本は自分たちのことは自分たちの歴史や宗教をよく見て考えましょう。もちろん死刑廃止も含めていいですが。


 

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