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(回答先: 問題は供給の過剰なのだと思うのです。過当競争を経済原理と政策により抑制すべきです。 投稿者 一言主 日時 2008 年 10 月 17 日 14:01:37)
>一言主さん こんばんは
一般論として、一言主さんの意見は理にかなっています。
しかし、現在の経済では、それだけではデフレの解消にはならないでしょう。
もちろん、内需拡大は必要な政策ですが、問題の元凶を何とかしないことには本質的に改善できず、単に国の累積財政債務が増え続けるだけになる。とKは予測します。
Kの思考を説明しておきましょう。
循環型経済が正しく機能しているのなら、政府の行った財政出動は「市場を活性化」した上で「政府に税金として環流する」のですが、現在の経済状況では、「一部の金持ちの懐に入って、循環せずに、断ち切れてしまう。」からです。
これは、「出血を止めずに輸血する」のに近いのですが、使用目的を持ってお金を集めているのではなく、「金を集めるために金を集めている人」を先に何とかしなければ「いかなる減税も、財政出動も、すべては、金持ちNO1になりたがっている人の財布に収まって、環流しない。」ということです。
極端に言うと、政府が減税したり、支給したりしたお金は5%の消費税を政府に環流させながら、ゼロになるまで、市場を流れ続けるわけですが、例えば「6回目の消費で、銭の亡者に支払われた時に、流れを止め、政府には3割弱分を消費税として戻しただけで、後は市場から干上がってしまう。」のです。
結果的に「市場は思ったほど活性化せず、政府は7割分の税金を失う」ということになるわけです。
つまり、輸血の前に出血を止めなければ【供給過剰を和らげるために、ガソリン税の低減や消費税の減税などを行】っても、効果は薄く、日本の財政に将来への禍根を生み出すだけなのでしょう。
まずは、銭の亡者を排除することを考える必要があるのですが、現在の政党は献金などで銭の亡者と癒着しています。
つまりは、政党政治を崩し、政党主導ではなく、政策主導の政治体質の移行をさせるのには、どうしたらよいのか?というテーマを考えるのが重要ではないのかと思っています。