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小野寺光一さんが面白いことを書いている
【<民主党は不用意に保守層を敵に回すようなマニフェストを出してはいけない> 国際評論家小野寺光一】
http://www.asyura2.com/08/senkyo53/msg/897.html
少し引用してみよう
以下、引用
<道路建設以外に仕事がない地方>
それでは、なぜ、これほどまでに地方の人たちは「道路」「道路」というのか
というと「地方には道路建設以外に仕事がほとんど存在していないから」
である。つまり「道路建設」という仕事がなくなれば
地方の実に70%近い人たちは、「仕事を失う」のである。
しかもそれ以外できないのだ。たいてい肉体労働者は、コンピュータなどできな
い。
そして地方では肉体労働者が無職になれば、治安が悪化して、強盗が増える。
ここらへんが、
道路を必要ない=道路を「安く買い叩けばいいお買い物」と考える都会派政治家
と
道路が生活だ=仕事がなくなり多くの人が失業してしまうので大問題だという
地方政治家
との違いである。
つまり、道路が発注されなければ、彼ら肉体労働者は、仕事がなくなり
失業するので
食べるために強盗する以外になくなってしまうのである。
<革命の手法は無職を増やすこと>
ちなみに、肉体労働者は短気でおこりっぽい。
古来、革命というものは、肉体労働者に仕事を与えず、失業者を増やすことで
不満をつのらせて国家転覆を図った。
<都会は満たされている>
振り返ってみれば、道路にしても郵便貯金にしても、都会に住んでいる
とすべてはすでに満たされている。
「すべて道路は舗装されている」
「別に郵便局がなくても都市銀行がいたるところにある」と
思うが、
<地方は満たされない>
いざ、地方に住んでみると、「道路はぬかるみばかり」
「舗装されているのは30%」「お手洗いが水洗式ではないところばかり」
「コンピュータを使えるのはごく一部。建設業以外に仕事なし」
「都市銀行なんて、その県にたった一つしかない」
「テレビは4つのチャンネルだけ(NHKがそのうちの二つを占める)」
「東京でやった放送が1週間か2週間遅れて放送される。(ドラマなど)」
「ラジオはFM放送はNHKぐらいしかない」
という恐ろしさに直面するだろう。
以上、引用終わり
これ、笑い話のような「実話」である。都会の人からすると笑い話、でも地方の人には笑い事ではない。
簡単に言えば、地方のインフラ整備を「税金の無駄使い」とするのが「小泉路線」だったわけであるが、小泉氏が目標とした「アメリカ型資本主義社会は、今崩壊をしはじめた」
そもそも、日本におけるバブルの崩壊こそが、「たいして価値のないものをお金で評価するという資本主義経済の歪み」によって引き起こされた悲劇だったのである。
「無駄使い」「財政再建」という言葉そのものが「金拝主義」に毒された考え方であり、改革するのなら「資本主義の歪みを考える」という所から入るべきではないのだろうか?
そこを見落としてしまうと「地域間格差」とか「人の賃金格差・待遇格差」はますます酷くなるのだろうと思う。