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(回答先: 多少賃金が高くても「そんな単純労働はイヤだ。」という日本人労働者は多くないですか? 投稿者 ワヤクチャ 日時 2008 年 9 月 21 日 21:52:42)
>ワヤクチャさん どうもです。 最大多数の最大幸福さんには割り込み失礼します。
>【多少賃金が高くても「そんな単純労働はイヤだ。」という日本人労働者は多くないですか? 】
確かに、そのような部分はあるでしょうね。
本当の意味の誰でもできる「単純労働」ならば、家庭の主婦を中心にする人はいるでしょうが、肉体労働のキツイ仕事は「農業関係の仕事を中心に後継者不足が問題化しているのが現実としてあります。」
ですから、ワヤクチャさんの主張は一利はあります。
ここで考えなければいけないのは、その仕事が「日本にとって本当に必要(=基幹産業)であり、日本人では担い手がいないのなら、外国人労働者を入れても維持すべきではないか?」と言うことです。
これ、多分、大間違いです。
Kは「基幹産業はあらゆる工夫をしても日本人が自らの手で維持しなければいけない」と思うのです。
単純化するために農業に絞りますが、Kの住む田舎の野菜農家にも外国人労働者が多くなってきましたが、「彼らは出稼ぎであり、後継者にはなり得ない」と思われます。まず、この点を確認しておきます。
次に「外国人を入れた時点で、日本人の後継者を育てることは放棄した」という意味を理解しましょう。
そして、最後に、外国との賃金格差を利用した「労働力確保は、出稼ぎ労働者の国のインフラ整備が終われば、終焉を迎える」と言うことはご理解いただけますよね。
つまり、安易に安く働いてくれる外国人労働者を入れることによって基幹産業を支えようとするのは「結果的に基幹産業を失う」と言うことなのです。
いみじくもワヤクチャさんは
>【日本人労働者には外国人労働者には難しいグレードが高くて高賃金な仕事を与えるべきだと思います。】
と書きましたが、これが全くの逆で、本当の意味で「グレードの高い仕事は、本当に必要性があり、なくなるとみんなが困る仕事」という意識の変換が必要になっているのでしょう。
本来、仕事には貴賤はありませんが、これは綺麗事でもあり、人は心の中で「仕事に貴賤を感じています。」、だから、3高の仕事が望まれるのです。
高級(賃金を高く設定する必要性のある)な仕事というのがあるのなら、必要性と大変さで決定されるべきでしょう。
極論すれば「みんながやりたいと思うような仕事こそが低級な仕事」とも言えるでしょう。
「お百姓さんがいるから、今日もごはんが食べられます。お百姓さんありがとう。」という感謝の気持ちを日本国民が持ち、その上で、見合った収入保障を考え、適正な賃金設定をする。
極端に言えば「3年頑張れば家が建つくらいの賃金ならば、日本人労働者だって働き手は多数いる」でしょう。
まあ、現実にはグローバル経済の中、輸入食料との価格競争もありますから、その面も考える必要性があるのですが・・・
まあ、良く考えて下さいね。