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(回答先: 死んだらチャラになる国債を誰が買うのですか? 投稿者 ワヤクチャ 日時 2008 年 9 月 13 日 11:49:09)
>ワヤクチャさん どうもです。
この点は、以前にも書いているのですが、それほど単純なものではないでしょう。
>【死んだらチャラになる国債を誰が買うのですか?>誰も買わないです。】
確かに、この意見、限定条件的には正解でしょう。
しかし、そこで立ち止まったら「思考停止」でしょう。
ワヤクチャさんは「なぜ、国債が買われるのだろう?」と思いますか?
子孫にお金を残すために買うのだとすれば「ワヤクチャさんの意見が正解」です。
しかし、死んだ後の事も考えるという要素は「購入動機のほんの一部です。」
基本的には「自分のための利殖の方法として購入する」のでしょう。
つまりは「誰も買わない」という結論は「他の金融商品との金利が同等の場合」が限定条件として必要なのです。
確かに、死んだ時にチャラになるとすると「購入は減少する」でしょう。
しかし、人間は「自分が何時死ぬかを正確に知ってはいません。」
また、自分が死んだ後の事(=子孫への相続)などは「全く考えていない」という人も相当数いるでしょうから「全く売れない」ということはあり得ないでしょう。
仮に定期制預金の10倍の金利を付けたとしましょう。
お金のある人の選択肢は4つあります。
1 金利が低いし、1000万円のペイオフがあるかもしれない「定期制預金」をする。
2 企業が倒産したら紙くずになるかもしれない「株投資(直接金融商品)」にする。
3 死んだらチャラになるかもしれない「国債」にする。
4 使う(タンス預金含む)。
この内の2は直接金融なので景気が良くなる要因になります。4の内の「使う」になれば景気は上昇します。
いずれにしても、赤字国債が売れなければ「基本的には累積財政債務は、嫌でも減少する。(累積財政債務というのは赤字国債残高が基本)」事になり「市場に流れる通貨が増える」のですから、悪い事は何も考えられないでしょう。