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共産党の志位委員長はサンデープロジェクトで「資本主義は限界」と言った。
http://www.tvblog.jp/kanto/archives/2008/05/post_051810000008.html
を参照してもらうと分かるが、『サブプライムローン問題で資本主義は限界か?』というテーマで「もう、資本主義ではどうにもならないよ」という意味のことを言った。
これ、今現在「日本は資本主義」であることを考えれば「日本の政治にサジを投げた」という解釈になるだろう。
多分だが、日本の閉塞感は「間接金融から直接金融への移行に失敗した。」というのが大きな要素だろう。
銀行の不良債権処理に端を発した。日本の構造欠陥は、銀行の貸し渋りを生み、足腰の弱い中小零細を中心に資金調達が困難になった。
そこで政府はペイオフを導入し、銀行を通さずに庶民が企業へ直接投資をするように誘導をした。
これをしないと、事業に失敗した企業が出ると、融資に失敗した銀行に責任が発生するが、直接投資をしていれば「投資をした人」だけの被害で済むという事である。
しかし、貯蓄好きの日本では、その試みは失敗した。
日本人はハイリスク・ハイリターンの自己責任を受け入れず、あくまでローリスクを求めたのである。
結果、ベンチャー企業は伸びず、弱小企業は資金繰りに困り、中堅企業は手を取り合ってメガ企業への移行を目指すという「つまらない方向」に走り出すことになり、市場には不景気の波が押し寄せることになった。
おそらくであるが、日本の政治家そのものが「この事に気が付いていない」から、非常に始末が悪いのである。
これを是正するには、大量貯金をしていたらリスクが発生するよ。まで行かないと駄目なのだろう。
庶民の貯金ではなく、金持ちの貯金に目を向けるのである。
答えは、そこにある。