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(回答先: 力不足で、スイマセン(笑) 投稿者 最大多数の最大幸福 日時 2008 年 5 月 06 日 00:14:06)
>自己責任も大いにあるだろうことは認めます。
今までの書き込みを読ませていただき、上記の文章で終わってしまうのでは悲しい気が致します。
限られたパイ(貨幣)を皆で分けるとき、誰かが大きく取れば確実にその対極にある方の人は少なくなります。そこで少なくなった方にも行き渡らせるようにするかたちで貨幣量を多くすれば、インフレになるか、または時間の経過を経て、多く持っている方に偏っていきます。
現在の原油高の原因を作っているのが貨幣量を多くしてしまったために、片方に多くの貨幣が渡り、余分な貨幣が先物投資という方法で使われているといえます。
また貨幣は交換に使われてもその量を減少させることができないため、先物で原油を買っている者の手に利益として渡り、それがまた原油の先物へと流れ天井知らずの原油高になるはずです。
結果として貨幣量が同じであればパイの分け方としてより多くの偏りが出てきます。
つまりガソリンの価格が上がった分の貨幣が原油高で潤った者へと流れていき、そのガソリンを必要としている庶民から巻き上げているという構図になっています。
現在の段階でこれを止めることはできないといえます。できるとすればヘッジファンドへ流れる金を止めるしか方法が無いわけですが、アメリカの銀行を救うために世界の政府系ファンドが貸し出しを強化しているのが現状です。
穀物はある程度上がったときには食料増産というかたちが取れますが、また金価格は必要(工業製品・装飾品)としている量が限られていますから、誰かが売りに回れば価格は大きく下げていきますが、原油は今のところ決定的な代替が無いため歯止めが掛からないのが現状だと思います。