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【休みたいなら辞めろ発言批判 - 注目 ニュース：@nifty】
http://news.nifty.com/cs/topics/detail/080426019714/1.htm
ということで、ニュースが載っている。
で、ここは、いつものＮＨＫオンラインではなくniftyであるが、ある程度、バックナンバー的なニュースも固まっているようで、他にも
【滋賀県立病院で「名ばかり管理職」＝労基署、手当支給を勧告】
【うつ病発症は激務が原因＝東芝に賠償命令−東京地裁】
【松下子会社「偽装請負」認定＝内部告発で解雇、男性の地位認める−大阪高裁 】
【格差社会「ストップを」＝連合メーデー、２４都県で開催】
【団塊世代、「非正社員で雇用」が８割＝賃金は半減−内閣府の企業調査】
と言ったニュースも載っている。
なかなか、使えるかもしれない。
この内の「非常勤の正規雇用化」については、管理板に「板違い投稿」してしまって、投稿が紛失してしまったが、少し整理して「書き直して再投稿したい」とも思うが、「正規雇用と言う名のワーキングプアを増やす」のは問題も多いと思っている。
で、本文に戻ろう
ニュースによると
【連合（日本労働組合総連合会）の高木剛会長は2008年4月26日、東京都内で開かれたメーデー中央大会で、「休みたいなら辞めればよい」と発言したとされる日本電産の永守重信社長を強く批判した。】
というのが、今回の内容である。
これ、「労働基準法の認識度」の問題ではなく、人間性の問題だろうと思う。
「俺は社長だよ。偉いんだから、お前らは、俺の奴隷。命令は絶対だよ。」という意識が染みついている。
「労働というのは契約上の拘束時間内の事」であるのを「奴隷は、俺の許可があって、はじめて休める」という意識を持っているという表れである。
どうしても「休暇を買い上げしなければならない」という企業上の都合というのはあり得るだろう。
しかし、「本来の労働者の自由時間を追加拘束する」のなら「お願いして（頭を下げて）、理解と協力を求め、割増賃金というルール上で、拘束時間の追加をする。」
それを「奴隷の休暇を取り上げるのは雇用者の当然の権力」と思い込んでいる。
社長・社員の上下関係は「拘束時間内の、企業運営上の便宜的関係」であり、プライベートの拘束外時間では基本的には対等とＫは思う。（まあ、食事を共にするというような席で、おごってもらう。というような場合もあるので完全に対等とも言い切れないが、基本的には人に身分の上下はない。）
それが、職場での上司は「２４時間、何時でも部下に命令が出来る。」と思い込んでいる輩が相当数いるのだろう。
業務命令というのは「拘束時間（勤務時間）内」のみでの指揮監督権で効果を有する。
しかし、上記は「理屈」でしかない。実は、その「表のルール」の他にも、先輩・後輩の上下関係というような「社会上の暗黙のルール」もあるのである。これは、社会文化が作り出した「解説不能の憑き物」だろう。
今回の問題の「馬鹿」は、このような「憑き物」を法規に優先するルールと考えている人種だろうと思う。簡単に言えば「労働基準法」は「単なる足枷」にすぎず、邪魔なルールと認識していて。自分の価値観の方が「正しい」と考えている。
これでは簡単ではなく、逆に理解しにくいかもしれない。
例を言えば「自衛隊を海外派遣した自民党体質こそが問題の本質」と書いておきましょう。
まさに「日本の社会構造上の体制問題」と言う事である。
多くの人が「今回の発言」は認識違いと「思いはする」のだろう。
しかし、この「認識違い」を根本的に改善するには「日本の体制に巣くっている価値観という名の憑き物を落とす」という必要性があるのである。
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