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(回答先: 不必要に積み上がっている金融資産は、しっかり徴税すべきですよね 投稿者 最大多数の最大幸福 日時 2008 年 4 月 20 日 22:46:21)
無駄に積み上がった個人資産の害悪の典型例。
こんなものは、容赦なく、国家が巻き上げて、
低所得者にバラ撒けば良いのだ。
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【「10億円までは数えたが、後は数え切れなくなった」と知人に語っていたという。】
【産経抄】3月13日
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/080313/crm0803130312002-n1.htm
強奪し隠していた大金がプールの底から浮き上がってくる。あるいは空港でお札が空に舞う。いずれも外国のサスペンス映画の印象的なラストシーンだった。大阪で28億円という脱税を摘発した捜査員たちも、そんなシーンを見る思いだったに違いない。
▼何しろ逮捕された女性(64)の自宅を調べると、58億円もの現金が段ボール箱に詰められ、物置などに山積みされていた。お札を造る国立印刷局によれば、一万円札による1億円の重さが約10キロだという。どれほどの「大金」か、想像していただくしかない。
▼現金は不動産業などを営んでいた女性たちの父親の遺産で、亡くなる前に銀行口座などから引き出していたらしい。相続財産は計約75億円だったが、16億円だけを申告し、残りを隠していた。相続税の脱税としては過去最高で、段ボールのお札が「動かぬ証拠」となった。
▼もっとも58億円という金額は、捜査員たちが数日がかりでやっと数え上げたそうだ。女性は「10億円までは数えたが、後は数え切れなくなった」と知人に語っていたという。日々の飲み代にもことかくサラリーマンには絶句するばかりの金銭感覚である。
▼その一方で、女性の家はごく普通の一戸建てだった。余計なお世話かもしれないが、脱税した大金を一体どう使おうとしていたのかよくわからない。「浪費すればバレる」ということもあったのだろうが、あまりに高額の遺産をもてあましていたような感じもしなくはない。
▼58億円といえば小さめな町村の歳入総額にも匹敵する。財政に苦しむ地方の町が住民の生活を守るため、四苦八苦して集めたのとそっくり同じ金額が民家の物置にポンと隠されている。日本経済はどこか「いびつ」だと思わざるをえない。