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私のブログ「橋下大阪府政を監視しよう!」に下記の投稿がありました。
http://ameblo.jp/wayakucha/entry-10078342065.html
1798年の初版では、「人口は算術級数的に増加するのに対し、食糧は幾何級数的にしか増加しないと主張し、そして両者を均衡に導く要因として、死亡率に関する積極的抑制(悪徳;viceと窮困;misery)と出生率に予防的抑制を挙げた。これがマルサスの「第一人口論」である。これが発表されるや一大センセーシヨンとなったが、多くの避難を浴びた。それに対抗するべく第三の対策として、「道徳的抑制;moral restrint」を書き加えて刊行したのが第二版である。マルサスはこれを先の初版とは全く新しい著作として公表した。マルサスの第二人口論という所以である。その後第六版までつぎつぎと改訂版が刊行された。その中核をなす理論は一貫しており、各版の叙述と力点には多少の差異がみられるが、理論の充実化の中で大きな相違はないようである。
一般に、マルサス的な人口論(マルサス主義)においては、農業生産性の増加が原因で、人口増加が促進され、究極的には最低生存費の等しいレベルの窮乏化に陥ると考えられている。つまり、食糧の供給が非弾力的であるという前提から出発する。したがって、人口は非弾力的な食糧供給によって規定される従属変数として扱われたとみることができる(Boserup, Ester 1981)。
ロナルド・D・リーは、食糧空間の概念を経済=技術+資源に拡大して、人口を従属変数として扱っている。これによると、人口が技術(と資源)に対し相対的に希薄なところでは、福祉が高く、したがって人口が増大する。ほかの組み合わせでは、人口は低下し、さらにほかの場合には静止してマルサス的均衡に達する(Lee, Ronald Demos 1986. P.97)という。人口成長は、つねに収穫逓減的成長の食糧空間で調和されることがマルサスによって強調されたとする1)。
マルサスの人口論を否定する者はテロリストである 2008-03-08 23:43:05 [コメント記入欄を表示]