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良く、分からないのですが、一言主さんから
【デフレに関する考え違いの指摘 一言主】
http://www.asyura2.com/07/idletalk28/msg/736.html
なる、ご指摘がありました。
何が、良く分からないのかというと「Kの意見と違うところが分からない」ということです。
わずかに「違いがある」と思われるのは
>【デフレの資金不足というのは、金融機関がだぶだぶに資金を持っているような状態であっても、法人や個人が、これ以上お金を借りられません、借りても返さなくてはならないお金は不必要という意味です。】
と言う部分の解釈くらいかな?とも思うのですが、Kが「ブラックホールに吸い込まれている」と解釈した部分を、金融機関で「だぶだぶ」してると解釈しても、その「だぶついている資金は、ブラックホールが吸い込んだ資金」とすれば、どこにも、問題がなくなってしまう。
これでも「デフレ脱却法」を書いて下されば、差が出そうな気もするけれど、それがないので「判断材料がない」
「デフレ」と「デフレ症状」は厳密には違うのだろうとKは思う。
「デフレ」というのは「国内の流通通貨が少なすぎる」という状況。例えば「日本人の平均年収が200万円」ならば「デフレ」である。
しかし、「平均年収が、500万円」であれば「デフレ」ではない。
しかし、現実には「格差社会の中、平均収入はデフレではないが、年収が200万円の人が比率として、多数いる。」と「デフレ症状」となる。
仮に50%の人が「まともに物を買うこことができない」とすれば、市場経済には50%が参加しない(=参加できない)と言う事になるからだ。
で、年収1000万円の人が「2人分の買い物をしてくれるか?」というと「1人ぶんしか買ってくれない」のであるから、デフレの症状にはなっているが、総体的に見ると「通貨は不足していない。」
政府の経済政策にはいくつかの方法があるのだが、公共事業をして「金をばらまいた」としても「非正規労働者」という場合は大抵の場合「時給が決まっている」ので、ほとんど恩恵にあずかる事はない「時給800円」は「企業純益が増大しても、時給800円」である。
「金利政策」をしてみても「貯金の出来ない人は、関係がない」
上げようが下げようが「銀行に行かない」のだからどうにもならない。
宵越しの銭は「持たない」も何もなく「自転車操業で、もらったお金は食べるために使う」のだから、低所得者層は「これ以上、市場活性化に貢献は出来ない(=もうフル稼働で貢献している)」
では、紙幣を「刷って低所得者にまけば良い」とは言い切れない。
なぜかというと、すでに「市場には十分な通貨が流通している。」ということである。
平均年収から判断すれば「総量的には十分」ということである。
これ以上の紙幣の増発は「日本の円という貨幣の信用問題」となり「外国との貿易」などに弊害が出るかもしれないという事である。
紙幣など「ドンドン刷ればいい」という意見も一部にはあるが、それが可能なら「国家の累積財政債務などとっくの昔になくなっている。」
通貨北興権を持つ「国」であっても「発行の乱用」はおいそれとはできないと言う事である。
通貨制度は幻想である。過去には「金本位制」という裏付けもあった時もあるが、それは崩壊して「世界金融恐慌」を経た後に、「国の信用度」という「幻想」を裏付けとした。
株価の乱高下を見ると「企業の信用など気分次第で大きく変化する」と言う事が理解できるだろうが、下手に「紙幣を増発」したりすれば「何が起こるか分からない」
日本で、今やるべきは「生活難民」の救済であろう。
ここに「使える資金を供給する」だけで「デフレは解消され、内需は拡大する」
「内需が拡大すれば、増税無しでも、消費税の税収が増大する」
「内需が拡大すれば、それに対応するために供給側も体制を作る。」
それは「雇用が増加する」と言う事であるし、その中で非正規職員は正規職員になっていく、正規職員になれば使えるお金が増加し、更に市場が活性化していく。
それが、消費税増税では、全くの逆である。
政府には「バカしないないのか?」と思う。