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金持ちにも、いろいろある。
誰もが認めるような素晴らしい”働き”をして、その結果において、高収入を得ている人。
それほど時間単価は高くないが、長時間働いて、高収入になっている人。
親の遺産で、それほど努力はしていないが、高収入の人。
半分、詐欺的な手法を用いて、高収入の人。
親の遺産そのものが巨額な人。
他にもあるかもしれないが、大体、こんなところだろう。
で、思ったのだが、正当性がないと思われるような「金持ち」は、政府という権力によって
守られているから、存在を許されているのではないか?と。
もし、政府がなかったら、「なんだかわからないけど高収入」という人が居たとしたら、
周囲の人たちは、非難轟々浴びせて、引き摺り下ろすのではないか?
このような働きに見合っているとは思えない高収入が許されているのは、様々な法制度のおかげだろう。
完全に人々の合意によって運営されている世の中なら、不当な高収入というものは、集団によって
排除されるはずである。
「なんで、○○さんのような人が、年収1000万なんだろう。おかしい。不当だから、是正しろ!」って、
なりませんかね。
で、逆に、誰の目から見ても、めっちゃ頑張っているのに、低収入ということもなくなるはずだ。
その集団全体で、充分な売上がない場合は仕方がないが、少なくとも、集団内での不当な過少分配は是正されるはずだ。
考えてみると、政府や法制度があるおかげで、不当高分配受益者だけが、保護されているような気がしてくる。
集団の構成員が、いくら、おかしいじゃないか?と詰め寄っても、「だって、法律で認められてるモン」って、
言われてしまったら、なす術がないのです。
政治の力で、法律を変えたら良いと言われるかもしれないが、現在の金持ちたちによって、買収されてしまっている
立法府を動かすのは、至難の業だ。
かと言って、政府を無くしてしまって良いとも思わない。
やはり、最低限の治安維持機能は必要だろう。
だから、政府に希望するのは、財産権の保障をしない(占有権だけ保障する)、治安維持、所得再分配。
こうすれば、不当高分配受益者は存在できなくなるのではないか。
しかし、それにしても、これを決めるためにも、政治の力が必要だ。
で、八方塞がりですな(汗)