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(回答先: 高額所得者が得をするような税制は、ほとんどあり得ないでしょう 投稿者 最大多数の最大幸福 日時 2008 年 1 月 12 日 23:29:44)
確かに「単純に税金だけから考えたら、高額所得者が得をする税制」というのは厳しいでしょうねぇ〜
一律税制(単純に所得の40%を税金にする)で、「公平」が限度でしょうが、それならば、税は「富の再配分能力は無くなります」から「政府は国土安全」だけ考えればいい事になるでしょう。
累進課税的な「要素」が組み入れられるのは「社会の安定」に対して「高額所得者が納得してこそ」でしょう。
極端に言うと「ベーシックインカムは金だけ再配分して、後は何もしない(できない)」と言う政策となるでしょう。まさに「ベーシック(簡単)」です。
腹が満ちた猛獣は温和しくしている。のが、決定事項であれば「まあ、それなりに、社会の安定」とも言えそうですが、それも決定事項ではない。
不満を抱える「生活弱者」に食うだけの「お金を配れば」、「支配階級層・政府・高額所得者」などに「従順になる」のなら別ですが、大抵の庶民は「暇を持て余せば、社会の矛盾の解決なども考えるでしょう。」
それは、金持ち・政府にとって「望ましい事」とは言えないでしょう。
ベーシックインカムにすると、累進課税によって徴収された税収のほとんどは再配分に回される事になるでしょうから、当然ながら、地域間格差は広がるでしょう。
地域に対しての「施策費がない」のです。ですから「財源の地域委譲も何もなくなります。」
過疎地は「人が少ないのですから、再配分される総額も少なくなる」でしょう。
一概には言えないでしょうが「過疎地に住んでいる人は、そこにいれば、適度な収入があるから住んでいる」という面もあり、例えば「農家」は一般的には高額所得でしょう。
で、そのお金を巻き上げられて、少なく返ってくる。とすれば、過疎地は、地域全体として「金を巻き上げられる」という事もあり得ます。
そうだとすれば、地域にとっては全く良い政策ではありません。
今まで政府がしていた「地域対策がなくなり」「お金を巻き上げられる」のなら、泣きっ面に蜂でしょう。
ベーシックインカムというのは、簡単に言えばには「個人主義者のワガママ」を「都合良く書いただけの詐欺論法」でしょう。
集団的な視点をカットして、多数派たる低額所得からのみの視点にアピールすべく作られていますが、実践するのは事実上困難でしょう。しかも、社会システムを破壊する可能性もある。
まあ、基本的に、政治家というのは一般的に高額所得域でしょう。少なくとも党とか派閥のトップクラスは「高額所得者」でしょうから、彼らが「政治を司っている限り」は、このベーシックインカムは「日の目を見る事はない」でしょう。
一部の政治家は「事によったら、ベーシックインカムを推進しようというポーズを取るかもしれない。」しかし「それは、人気取りのパフォーマンス」でしょう。
その政治家だって、本当に実現できるとも思っていないし、本気で問題がない良い法案だとも思っていないでしょう。
「少々あやしいが、通らない事が分かっているから、取り入れろと騒ぐ」のは「なんと説明したらいいのか?」難しいですが、そのような状況でしょう。
ハッキリ言っておきますが、論理的に考える力を持っている人なら、ベーシックインカムは「全面的に良いアイデア」と思っている人はいないでしょう。
居るとすれば「狂信者」的な視点を自ら育て「考える事を放棄して、自分で自分を誤魔化そう」としているのでしょう。
最大多数の最大幸福さんなら「自分で分かっているでしょう」