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(回答先: 【上杉隆の講演】日本のジャーナリズムの発想「権力が発表したことはウラをとらなくていい」【京都大学新聞】 投稿者 一市民 日時 2008 年 12 月 09 日 05:55:15)
「渡邉恒雄回顧録」(中央公論新社、2000年)より
上記本の前書きで、渡邉氏は下記を書いています:
引用初め#####
#2頁:政治記者時代の私の手法については、各種の批判があるだろう。一言弁じさせてもらえば自由で民主主義的な国の新聞の政治記者は出来るだけ真実に迫った大量の情報を普段に入手する努力を続け且つ最も有効適切なタイミングで読者に提供しなければならない。その場合共同記者会見というものは必要であるが十分でない。真相に迫る取材には取材対象との一定の信頼関係がひつようである、一回だけの取材で時には一回も取材せず記事を書き、相手を傷つけ読者を楽しませれば良いと考えるイエロジャーナリズムとは全く異なる。
(中略)前期の「一定の信頼関係」を取材対象との”癒着“だと批判するのは容易且つ単純なことだ。取材上の信頼関係と”ゆちゃく“とを区別する最も大事なものは記者自身の倫理観にほかならない。私はこれ以上の弁明はしない。
####引用終わり。
というわけで、本では、大野万睦氏、鳩山一郎氏などの有力政治家の使い走りをした様子を得々と語っています。たとえば、夫々の派の大臣ポストをめぐる駆け引きでは、対抗陣営に乗り込むなど、大活躍です。
こうして得られた情報は、他の政党・政治派閥には有用であっても、庶民にはちっともありがたくない。とすれば、渡邉氏らがかき集める情報を掲載した新聞を何で高い金を出して我々庶民が購読せねばならないのか?
政治記者が集める情報が政治家にとってのみ有用であるとの証拠が下記:
http://www.asyura2.com/0411/war61/msg/781.html
総合企画室に限らず、NHKによる政界への便宜供与はさまざまな形で行われる。政治部記者が選挙の際に、自局の出口調査の結果を政治家に流すのは永田町では公然の秘密になっている。
かつて森喜朗元総理が「神の国」発言で批判を浴びた時、NHKの番記者が記者会見を乗り切るための「指南書」を作成していたとの疑惑が浮上した。実際、NHK政治部の中には、記者というより政治家の「相談相手」という意識の者がいる。郵政大臣などを歴任した自民党議員の事務所には、午前中NHK職員が「出勤」し、電話番を行っている光景も見られた。
〈放送の不偏不党、真実及び自律を保障することによつて、放送による表現の自由を確保すること〉
この放送法第一条の精神は、NHKにおいては有名無実化している。そして、さらに取材を進めるうち、信じがたいNHKと政治の「癒着」の実態が浮かび上がってきたのである。
#####もう一つの証拠:
月刊現代2004年2月号241頁より
京都市長選でのこと。この席で西口さんが野中さんの求めに応じて桝本候補の支援を約束したんですが、投票日の午前中の段階ではまだ学会員の動きは鈍かった。(マスコミ)の出口調査の結果では共産党がまだリードしていました。それを知った野中さんが慌てて西口さんに電話を入れた。西口さんの緊急司令でようやく学会がしゃかりきになって動き出し、共産党のリードをひっくり返す事ができたんです(元学会幹部岡本勇氏の証言)
投票期間中の出口調査公表は禁じられている筈(北海道で朝日だかの出口調査がもれて問題になったことがある)。政府幹部ともなると、なんでもできるんですな!
引用終わり
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有権者の皆さん。くれぐれもマスコミのする投票後の「出口調査」に協力せぬよう、訴えます!!
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