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誰も知らない…NHK次期経営委員長の岩崎
2008/11/23 10:00
12月21日に退任するNHKの経営委員長の古森重隆氏(69=富士フイルムホールディングス社長)の後任として三井不動産販売会長で、委員長代行の岩崎芳史氏(65)が濃厚となった。
「古森氏は昨年6月にNHK経営委員会の委員就任と同時に委員長になった。当時、東京海上日動火災社長だった石原邦夫氏が自社の保険金不払い問題で、経営委員長を辞任したことから、安倍首相がお気に入りの古森氏を押し込んだ異例の人事でした。今回の委員長人事の下馬評では、みずほフィナンシャルグループ社長の前田晃伸氏の名前も挙がりましたが、前田氏が委員長となると、委員を経験しない委員長が2代続くことになります。これではさすがに民主党が多数を占める参院の同意を得ることは難しい」(NHKに詳しいジャーナリスト)
このため岩崎氏が内部昇格することになった。
12人の委員のトップに立つ岩崎氏は、67年に東大教養学部を卒業後、住友銀行(現三井住友銀行)に入行。70年に三井不動産に転職、取締役などを経て98年、子会社の三井不動産販売副社長に。業績悪化のため一時、専務になったものの、00年4月副社長にカムバック、03年に社長、07年4月、会長に就任。
昨年6月から委員長代行を務める岩崎氏は「古森委員長の言うがままで、経営委員会では目立った意見や発言はありません」(放送業界関係者)という。
不動産業界でも影が薄い。
「マスコミ関係者や業界幹部たちは“岩崎 WHO?”とクビをかしげます。人となりは伝わってきません。そんな無名の経営者がNHKの最高意思決定機関である経営委員会のトップになる背景には、今の不景気がモロに影響しています。大手企業といえども、いつ業績不振に陥るか分からない情勢ですので、経営者のなり手がなかなか見つからず、結局、岩崎氏にお鉢が回ってきたのでしょう」(事情通)
ただし、三井不動産販売もご多分に漏れず、9月中間連結決算は大幅な減益となった。そうした会社の会長が、受信料値下げ問題などで揺れ動くNHKの経営のカジ取りができるのだろうか。
(日刊ゲンダイ2008年11月20日掲載)
2008/11/23 10:00 更新
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