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細木数子(70)のテレビ復帰が現実になりそうだ。
細木は今年3月でレギュラー番組「ズバリ言うわよ!」(TBS)と「幸せって何だっけ〜カズカズの宝話〜」(フジテレビ)が終わり、テレビから遠ざかっていた。
しかし、7月に細木が出版社と争っていた訴訟を取り下げ、今週は大相撲のモンゴル巡業で朝青龍と再会してマスコミに登場するなど動きが急だ。テレビ復帰も秒読み段階という見方が出ている。
「実はTBSと日本テレビが争奪戦を展開しています。TBSは『ズバリ』の後番組が不調で、8月いっぱいで打ち切りになり、視聴率を取れる細木を復帰させようとしています。日テレは占い番組を作りたくて人材を求めて全国をくまなく探し回っていたのですが、テレビ向きの人物が見当たらなかった。そこで、細木を担ぎ出すつもりなのです」(テレビ関係者)
細木サイドもすっかりその気だ。細木は自分が主宰している勉強会の会報で、「いずれ体調を整え、よき時期を選んで再度テレビに出演することもあるかと思います」と宣言。すでにテレビ局側と細木の会合が行われたという話もある。
「細木のギャラは破格の1時間500万円といわれていますが、復帰に際して細木サイドがダンピングを受け入れたそうです」(マスコミ関係者)
細木といえば、これまで数々のトラブルを報じられ、テレビ局は嫌な経験もしてきたはず。それでも懲りないのだろう。
「グレーな部分を抱えている人物に頭を下げて復帰させるなんて大問題です。視聴率さえ取れれば何でもいいというテレビ局の悪しき体質を改めて感じます。テレビの信用性がどんどんなくなっていくし、テレビ局は自分たちの首を絞めることになりますよ」(放送ジャーナリスト・伊勢暁史氏)
視聴者の「また細木かよ」という声は届きそうにない。
(日刊ゲンダイ2008年8月29日掲載)
2008/9/1 10:00 更新
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