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http://ameblo.jp/warm-heart/entry-10128425321.html から転載。 2008-08-17 17:26:42 北京オリンピックでバドミントンの結果が出た。オリンピック前にはあれほど「オグシオ」「オグシオ」と持ち上げ、すっかりマスコミの寵児となっていた小椋・潮田ペア。善戦健闘したがベスト・エイトにとどまった。代わってオリンピック前には「オグシオ」人気にかくれて影の薄かった末綱・前田ペアが、惜しくも銅メダルは逸したものの、世界ランク1位の中国ペアを破って堂々のベスト・フォー入りを果たした。 すると、今度マスコミは「オグシオ」フィーバーを演出したのを忘れたかのように「スエマエ」「スエマエ」と大騒ぎ。いったいこの無節操ぶりはどうしたことかと思ったのは、私だけではなかっただろう。実はこれにはバドミントン協会が競技前に抱いていた思惑にも関係があるようだ。 「しんぶん赤旗」(8月17日付)が私たちの知らないこんな裏話を紹介している。 ============================================= 以下は紙面板記事(11面・スポーツ欄)をそのまま貼り付け。 <バドミントン>「スエ・マエ」の快進撃/協会には予想外? 4強まで進んだバドミントン女子ダブルス末綱・前田組の快進撃は、予想を上回る健闘ぶりでした。しかし、日本協会にとっては思惑外れだったのかもしれません。 なぜなら、日本代表のコーチ陣には末綱・前田組の所属先チームの関係者が1人も入っていませんでした。代表コーチ4人中2人は、小椋・潮田両選手が所属する企業チームのコーチです。 しかも試合中の末綱・前田組をコートサイドで指導し続けた二人のうちの一人は、国内のライバルである小椋・潮田組の専属コーチでした。普段から所属先で末綱・前田両選手を指導するNEC・SKYの今井監督は、無念さをこらえて観客席から見守るしかありませんでした。 さほど感情をあらわにしない小椋・潮田組とは対照的に、末綱・前田両選手は自己主張をぶつけあうことでコンビを熟成させてきました。二人の特性をよく知る今井監督がコートサイドに入ることができていたら、よりよい結果を引き寄せていたかもしれません。 小椋・潮田組にも同情をおぼえます。「オグシオ」人気によりかかった協会の広報戦略やスタッフ編成が、かえって小椋・潮田両選手に重圧と負担を与える結果を招いてしまったのではないでしょうか。 改めて感心するのは、いつもと違う条件のもとで4強まで勝ち進んだ末網・前田組のたくましさです。昨年春からのベ150日間、21大会に及ぶ海外転戦を通して培った絆の強さと実力が、五輪の舞台に結実しました。 ============================================= こんな記事を紹介すると、「したり顔して後知恵を…」と思われる方もあるかもしれない。ほとんどの報道機関がそうしたそしりを受けかねない記事を満載している最中(さなか)だから、そう思う人があっても当然だ。だが…、「しんぶん赤旗・日曜版」(8月3日号・16面)はすでにこう書いている。 ============================================= 日曜版は電子化されていないので紙面から直接貼り付け。 <スポーツ一番星>北京へ急上昇/バドミントンダブルス 末綱・前田組/けんかしても互いに尊重 「予想外」の急成長ペアが北京五輪に出場します。バドミントン女子ダブルスの末綱聡子(27)、前田美順(みゆき、22)組(ともにNEC・SKY)です。昨年春から今春にかけての国際試合で好成績をおさめて世界ランクも急上昇。いざ北京へ―。 勝又秀人記者 オグシオ越え 二人の勢いが、「オグシオ」の名で知られる小椋久美子・潮田玲子組をのみ込みました。 先月中旬に開かれた全日本実業団選手権(熊本・八代市)決勝で、小椋・潮田組にストレート勝ち。日本のエースに3年ぶりの勝利でした。 「オグシオさんのミスが多かったかな。でもそれは、自分たちのプレーができていたからでもあると思います」と末綱選手。前田選手は「気持ちで一歩も引きませんでした」と振り返ります。 これまではいったん引き気味になると、ずるずると自滅していく展開が目立ちました。しかし、この一戦は「先手を打って攻め続け、相手に攻撃のすきを与えなかった」と、今井彰宏監督も納得の試合運びでした。 世界ランキングは8位。小椋・潮田組の6位に迫りました。1年以上続いた各種国際大会での実績が生きています。 五輪と世界選手権に次いで格付けの高いスーパーシリーズ(年間12大会)、インドネシアオープン(6月)で準優勝。日本勢として初の決勝進出を果たしました。米国、ドイツ、インド、中国、マレーシア…。世界を転戦して計21大会、のベ150日に及ぶ連戦にのぞみ、4大会で決勝に進出、2大会で優勝しています。 末綱選手が実感を込めます。 「試合を重ねるごとに二人のダブルスができあがってきました。とくにレシーブから攻めに転じる流れがよくなったかな。結果を出すことで自信にもつながっています」 「柔の末綱」、「剛の前田」といわれる二人のプレー。それぞれにお互いの持ち味を分析してもらうと…。 末綱 前田はスマッシュにしても、レシーブにしても、パワーがある。心強いです。 前田 先輩は自分にないものを全部持っています。試合中も「すっげー」って思わず声に出しちゃいます。(笑い) 末綱選手は駆け引きにたけ、高い守備能力を誇ります。多彩なプレーで相手をほんろうすることで、前田 04年にべアを結成。「エリート街道と無縁な雑草コンビ」(今井監督)という二人が急成長した理由を、監督は「海外を転戦した経験が生きて、ここにきて我慢力がついたから」と語ります。 以前はミスがあると互いに腹を立てて、ミスを招く悪循環に陥っていました。ロをきかなくなるほど険悪になることも。 深刻だったのは前田選手でした。「(不満を持つと)私はそればかり考えすぎてしまって、自分の持ち味まで消しちゃっていたんです」 歩み寄ったのは、年上の末綱選手でした。「お互いにしっくりこなくても、とりあえず自分のプレーだけに集中しよう。自分のよさを出し切ることで見えてくることもあるから」と。 前田選手も応えます。「(考えの違いは)一つの案として置いといて、自分のプレーを心掛けていくうちに『いまのでいけるかな』と思えるようになりました」 年下が“先輩” コートの外では、年下の前田選手が「先輩」になることも。 とくに試合日はすべて前田選手のペース。起床から会場入りなど、前田選手が設定した時刻に末綱選手が 末綱 前田は順序に従ってやらないと気がすまないタイプ。私が無計画だから、ありがたいです。 前田 先輩はたまに自分のラケットを置いた場所を忘れたりするから、イライラします。(笑い) ここでも「我慢強さ」が試されます。 初の五輪出場にも浮かれていません。試合が終わるまでは、選手村で見かけた有名人を写真に収めないと その心意気を。 末綱 自分たちの持っている力を出し切って、一つ一つ上をめざしたい。10年間社会人選手としてプレーしてきた思いをぶつけたいです。 前田 自分たちの力を発揮することで、五輪の舞台を楽しみたい。 ============================================= わかった、新聞・テレビが「オグシオ」一点張りのなかで「しんぶん赤旗」が先見性のある記事を書いたのは認めてもよい。だがお前はどうだったんだ、ですって?正直言って不明を恥じるばかり。穴があったら入りたい。
gataro-cloneの投稿
<バドミントン>「オグ・シオ」過熱報道に警鐘ならす「スエ・マエ」の快進撃/協会にとっても予想外?
テーマ:マスゴミ
(勝又秀人)
選手は強打を放つことに専念できます。
合わせます。
心に決めています。試合にすべてをかけます。
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