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「表現の自由確保に右も左もない!!7月12日集会にご参加を!!
思想混迷の時代の今日、『表現の自由』確保は国民生活を左右する重大事
今週土曜日(7月12日)は鹿砦社言論弾圧事件から三周年を記念して、『表現の自由』を考える集いがある。言論、思想、表現、出版の自由などと言うと、戦後にイメージ付けされた市民左翼的なスローガンに聞こえるが、実は日本国憲法第21条に規定されるこれが侵されると、日本という国そのものが、戦時中に経験した大本営発表の言論統制時代に突入してしまう。
こう言えば、戦時でもなく、独裁体制にもない今の日本で、言論統制とは何を馬鹿なことを言っていると思われるかもしれない。しかし、アメリカの圧力よって、むりやり新自由主義体制に切り替えられた現代日本は、間違いなく言論統制の傾向が強まっている。テレビメディアや他の大手新聞は、アメリカに阿諛追従する買弁権力中枢によって子飼い化され、国民の知りたいことがらを都合のいい方向へ世論誘導し始めている。
この傾向は年次改革要望書を改革の指針とした小泉政権後に急速に強まっている。その証左として、小泉政権下では、政策批判をしたエコノミストの植草一秀さんや、警察天下り企業の不正を暴き、告発した鹿砦社の松岡利康さんに露骨な言論弾圧を加えている。私は今月号の『紙の爆弾』にも書いたが、六年前に雪印食品の牛肉偽装事件を内部告発した西宮冷蔵の水谷洋一さんも、告発後に会社運営が停止するほどの弾圧を受けていることなど、一連の告発後の弾圧事件を冷静に眺めると、明らかに今の日本が統制社会に変化していることを痛感する。私流の言い方をするなら、これは『現代夜警国家』化なのである。
国民は今の日本が平和で、国家統制や言論弾圧とはまったく無関係な時代であると漠然と思い込んでいるが、事態の進展は完全にその認識を裏切っている。日本が、ネオリベ体制に切り替えられ、超格差社会に変換、貧富の差が増大するアメリカ型階級分化社会に改変されつつある現状は真摯に受け止めるべきだ。主体性を失い、平和の美名の下に傀儡国家と堕しつつある現状日本では、急速に言論の自由が空白化、空洞化してきた。
言論弾圧があるレベルを超えた場合、国民は統制的体制下に縛られ、国民として享受すべき生活の保障も、批判の自由も、集会も、言論活動も、事実上封殺されてしまうことになる。鹿砦社の松岡さんは、本でパチスロメーカー「アルゼ」の不正を暴露しただけなのだが、名誉毀損の罪を着せられ、いきなり逮捕され、192日間も拘束されてしまった。エコノミストの植草一秀さんは小泉政権のマクロ政策の間違いを初期から強く指摘、りそな銀行国庫救済にからむインサイダー取引疑惑を指摘したために、小泉政権下で二度にわたって痴漢偽装事件を起こされている。その上、彼も132日間に及ぶ長期人質司法の理不尽な目に遭っている。
国民をたばかって、外国資本に利益供与をはかる政治体制は、正当な告発を行う言論人に対し、露骨な弾圧を加え始めている。国民はこの事実を認識する必要がある。
今週の土曜日12日、午後一時半から四時半まで、神戸総合福祉センターで、上智大学教授の田島泰彦氏の基調講演を中心に「今、表現の自由を考える集い」が開かれる。皆さんも参加して欲しい。表現の自由が封じられたら、左派も保守もあったものじゃない。言いたいことが言える世の中は、絶対に確保していく必要があると思う。」
http://shimotazawa.cocolog-wbs.com/akebi/2008/07/post_86f1.html
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