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2008年 07月 08日
NHKスペシャル:極秘交渉 シェルパたちの180日を追う
アルルの男・ヒロシです。
7月5日の講演会においでくださった皆さん、暑い中ありがとうございました。
同じ日には都内では別の講演会(懇話会?)もあったのに、わざわざ私たちの講演会に来て頂いた皆さん、ありがとうございました。
私は前半の部で1時間かけてサミットと地球温暖化についての裏話をしました。
その中でサミットの裏舞台として、「シェルパ」の話をしたと思います。
偶然というべきか、数日後、月曜日夜のNHKスペシャルで今回のサミットのシェルパの極秘会合(カメラが入りまくりなのでどこが極秘やねん・・・)の特集番組があったんですね。
シェルパの番組は10年位前にもNスペで取り上げられていたと思います。
シェルパというのは山登りをするときの介助者という意味です。サミット=山の頂です。
これは別に個人代表などと言われます。
アメリカのシェルパは、弁護士のダニエル・プレストン大統領補佐官。日本は外務審議官の河野雅治氏。基本的に三極主義者の登場によってサミットが官僚主義化した経緯もあって、シェルパは各国の外務官僚が務めます。
眼をひいたのはフランスのシェルパ。中国通で原発商談を目的に温暖化対策を訴えているというくだり。
サルコジとこのシェルパが中国を訪問して巨額の原発商談をまとめたわけです。
当然、フランスの原発ビジネスは、アレヴァがほぼ独占していますから、その商談の場には「アトミック・アンヌ」こと、アンヌ・ローベルジョン(アレヴァ会長兼CEO、スエズ取締役、ビルダーバーガー)もいたりするわけです。
NHKの番組でもアンヌの姿が映っていたわけです。
でもローベルジョン女史、そもそもの話をすると、もともと過去のフランスのシェルパだったんですよね。彼女はフランスが原子力公社だったころから原子力にかかわわっているはずですから。
フランスの外交政策というのはある意味で一貫している。
原子力を売れ。ピリオド。
サルコジ大統領が、今月から半年間EU議長になるんですが、サルコジは地中海諸国をまとめる「地中海クラブ」の提唱をしている。これもモロッコだのといった旧フランス植民地に原発を売ったり、原料であるウランを得ようとするのが主たる狙いでしょう。
フランスというのは国家資本主義的(ナショナル・チャンピオン)な政策をやりますから特殊ケースかも知れないですが、シェルパ会合のさらに裏にビルダーバーグのような企業財界ネットワークがあるんじゃないかと思います。
フランスは金融と産業資本のバランスを考えていると思いますね。イギリスは高度に金融化してしまったので、電力産業などもスペインやフランスに売っちゃえという政策になっている。
アングロ・アメリカンとフランスは違うわけですね。これからフランスのアレヴァの原発商談がさかんになるでしょう。GEとウェスチングハウスよりも中国では先行しています。
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