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〔原文〕
フランスへ行きたしと思へども
フランスはあまりにも遠し
せめては 新しき背広をきて
気ままなる旅に出でてみん
汽車が坂道をゆく時
水色の窓によりかかりて
我ひとりうれしき事を思はむ
5月の朝のしののめ
うら若草の萌えいずるこころまかせに
『旅情』 萩原朔太郎
朝日6/12夕刊のコラム「素粒子」から
政権を早く取りたしと思へども
衆院解散総選挙はあまりに遠し
せめては首相問責決議などして
きままなる福田いじめしてみん
党首討論に出たしと思へども
私のお口はあまりに話し下手
せめては首相問責決議などして
きままなる討論つぶししてみん
本会議に出席したしと思へども
儀式に過ぎずあまりに意味なし
せめては首相問責決議などして
きままなる旅にいでてみん
――文章中の言葉は陳腐であり、展開もなく同じフレーズの堂々巡りだ。購読料を払えるような文章ではない。執筆者は日本近代詩人の歌をもう一度勉強し直すべきだろう。
朔太郎の詩は、磨き抜かれた言葉を用いた日本近代詩である。
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